未婚男性19%が結婚相手に「年収が自分より高いこと」を重視、女性は?

2024年3月8日(金)10時57分 マイナビニュース

タメニーは3月7日、「結婚で重視したいこと」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年2月9日〜2月15日、20〜49歳の未婚男女2,412人を対象にインターネットで行われた。
○未婚男女のうち「結婚したい」人は43.4%、「結婚したくない」人は8.6%
20〜49歳の未婚男女2,421人を対象に「結婚したいと思うか」と聞いたところ、「結婚したい」が15.9%、「どちらかと言えば結婚したい」が9.7%、「いい人に出会えれば結婚したい」が17.8%で、「結婚したい」と考えている人は全体の43.4%を占めた。一方、「どちらかと言えば結婚したくない」は4.0%、「結婚したくない」は4.6%で、「結婚したくない」という人は8.6%にとどまっている。
なお、「結婚に興味がない」という人は32.1%だった。様々な生き方を選択できる時代であるため、「結婚することが全てではない」という価値観などから、このような結果になったと推察できる。
○「自分より収入が高い」パートナーを重視する 男性19.1%、女性66.1%
「結婚したい」と回答した未婚男女1,052人に対し、結婚相手のどんなところを重視したいか調査したところ、年齢、学歴、家事スキルに関してはこだわらない/どちらとも言えないと回答した人が多くを占めた。また収入においては、「自分より高い」を重視する人が44.2%となった。
男女別に収入において詳しく見てみると、「自分より収入が高い」を重視する人が男性は19.1%、女性は66.1%となっており大きな差が出る結果となった。これは、「男女の賃金格差」や「将来不安」などもあり、パートナーである男性には収入の高さを求めてしまう傾向が依然として高いと推察される。
○20代男性の3人に1人は、自分よりも「年上」を重視
男性で年代による差が大きかったのは年齢の部分になる。30代と40代は「自分より年下を重視」が「年上を重視」を上回った一方で、20代は「自分より年上を重視」が32.8%と、約3人に1人が年上の女性を希望していることがわかった。これは「自分より年下を重視」の12.7%をはるかに上回った。
女性は、全ての年代で「自分より収入が高い」ことを重視する割合が最も多い結果となった。年代が上がるにつれてその比率は高くなり、40代では71.8%だった。
○結婚は「恋愛感情」重視派が62.9%、プロポーズは「男性から」したい・してほしい
「結婚したい」と回答した人に、結婚するときに「恋愛感情」と「条件」のどちらをより重視したいか聞いたところ、62.9%が「恋愛感情」を重視すると回答。男性は66.4%で、女性は59.7%だった。
プロポーズについては、「男性からする・してほしい」人が55.7%で半数を占めた。結婚式などのセレモニーは「こだわらない/どちらとも言えない」が40.7%となっていることから、お相手に合わせたいと考えている人が多いのかもしれない。「法律婚(入籍する)」を重視する人は55.9%で、「夫婦同姓」を重視する人は44.2%だった。
最近では、俳優の宮沢氷魚さんと黒島結菜さんが事実婚を発表するなど、形式にこだわらない人も増えてきている。しかし男女別に詳しく見てみると、「法律婚」(男性:46.2%、女性:64.3%)、「夫婦同姓」(男性:36.9%、女性:50.6%)となっている。昨今「夫婦別姓」においては話題になっているが、この結果を見る限り現状は女性の多くが夫婦同性を選択するかもしれない。またプロポーズにおいても、「プロポーズは男性から」(男性:36.8%、女性:72.2%)となり、男女で大きな差が出た。これらの結果から、女性の多くは、従来の結婚のスタイルを望む人が多いことがわかった。
○20代はプロポーズや入籍など、昭和的なスタイルを重視?
男女×年代別では、20代は、男女とも「プロポーズは男性から」(男性:48.7%、女性:79.9%)、「結婚式などのセレモニーを行う」(男性:45.5%、女性:36.8%)、「法律婚」(男性:55.0% 女性:68.4%)、「夫婦同姓」(男性:39.7%、女性:57.3%)を重視する人が他の世代よりも高くなった。
反対に40代は、男女とも「プロポーズは男性から」(男性:29.1%、女性:66.0%)、「結婚式などのセレモニーを行う」(男性:14.6% 、女性:15.2%)、「法律婚(入籍する)」(男性:38.2%、女性:55.8%)、「夫婦同姓」(男性:32.7%、女性:39.1%)を重視する人が、他の世代よりも低い傾向にあった。
○「家事・育児は平等分担」を重視。男性39.9%、女性47.8%
「共働き」に関しては重視する人が24.0%で、自分あるいはパートナーが「専業主婦(夫)」とした人は19.2%を上回った。しかし、56.8%の人はこだわらない/どちらとも言えないと回答している。共働きの強い希望はないものの、実態として共働き世帯は増加していることなどからも、結婚したらそうせざるを得ないという事情があるのかもしれない。
子どもについては、48.8%が「ほしい」と回答した一方で、こだわらない/どちらとも言えないと回答した人は38.1%と4割近い結果となった。こだわらない/どちらとも言えないと回答した人のなかには、子どもを持つことへの不安がある方も一定数いるのかもしれない。
「家事・育児は1人が主に担当」を選択した人は12.1%にとどまっており、共家事・共育児が強く出る結果となった。
しかし男女別で見てみると女性の47.8%が「家事・育児は平等分担」を重視しているなかで、男性は30.9%となっていいる。現状ではやはり女性に家事・育児の負担が傾いており、未婚の男女にとってもそのようにうつっているのかもしれない。
○共働き・共家事・共育児の「令和モデル」が大事
男女×年代別に見ると、「共働き」を重視(20代男性:22.7%、20代女性:33.4%)、「家事・育児は平等分担」を重視(20代男性:31.2%、20代女性:51.3%)となっており、20代は男女で差が開く結果となった。また、子どもを望まない人が増えてきていると言われているが、今回の調査では20代の約6割が「子どもはほしい」と回答した。

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