現在57歳です。高卒で働き出し厚生年金も払っています。60歳以降どれだけ年金を受け取れるか、教えてください

2024年3月10日(日)20時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、将来もらえる年金額の確認の仕方について、年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。
今回は、将来もらえる年金額の確認の仕方についてです。

Q:現在57歳。高卒で働き出し、厚生年金保険料も払っています。60歳以降、いくら年金を受け取れますか?

「現在57歳です。高卒で働き出し厚生年金も払っています。60歳以降どれだけ年金を受け取れるか、教えてください」(すぎさん)

A:誕生月に届く「ねんきん定期便」、もしくは最寄りの年金事務所で確認しましょう

将来年金をいくらもらえるのか、あらかじめ把握しておくことはとても重要なことです。日本年金機構では、誕生月にねんきん定期便を発送しています。
ねんきん定期便は、過去の年金制度の加入期間や保険料の納付実績等と、将来受け取れる年金の見込み額等が記載されています。ねんきん定期便に記載されている内容は、50歳未満の人と、50歳以上の人では、老齢年金受給額の見込額が異なります。
・50歳未満の人:これまでの年金加入記録を基に計算した、老齢年金受給額が記載されています。
・50歳以上の人:現在加入している年金制度(同じ条件)で、60歳まで加入し続けたと仮定して計算された、将来の老齢年金受給額の見込額が表示されています。
ねんきん定期便でわからないこと等は、年金事務所で調べてもらうこともできます。
年金事務所に相談するときは、予約が必要になります。混み合っていることが多いので、時間に余裕をもって予約することをおすすめします。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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