野田秀樹さん監修の旅する文化サーカス「東京キャラバン」、8月に東京・駒沢で開催へ
2021年3月26日(金)18時37分 Jタウンネット
みなさんは「」をご存じだろうか。
オリンピック・パラリンピックが開催される東京を、文化の面から盛り上げるために2015年にスタートした「旅する文化サーカス」だ。
第1回目は15年10月に駒沢オリンピック公園(世田谷区)で行われ、その後も全国16か所と、ブラジル・リオデジャネイロで様々なパフォーマンスを展開してきた。
そして21年8月——。「東京キャラバン」は始まりの地・駒沢に帰ってくることになった。
京都では松たか子さんも参加
「東京キャラバン」のコンセプトは「人と人が交わるところに新しい文化が生まれる」。
各地を巡り、その土地の歴史や、そこに暮らす人々が大切にしてきた文化を学びながら、総監修の野田秀樹さん(劇作家・演出家)のもと、新しい表現を生み出してきた。
例えば、17年に開催された「東京キャラバン in 京都・二条城」では、女優の松たか子さんや音楽ユニット「EGO-WRAPPIN'」のボーカリスト・中納良恵さん、そして祇園甲部の芸妓・舞妓など様々な表現者がまじわり、夕暮れ時の二条城を背景にジャンルを超えたパフォーマンスを繰り広げた。
旅すること7年。17か所目の開催となる「東京キャラバン in 駒沢 2021」は、第1回目と同じ駒沢オリンピック公園で行われることに。
これまでに出会った、日本各地の伝統文化を担う表現者たちや、様々なジャンルのアーティストが再び集結し、パフォーマンスを行う。
開催日程は、21年8月21日と22日。観覧は無料だが、事前申し込み制で応募者多数の場合は抽選となる。
開催までは、公式ウェブサイト上でこれまでのパフォーマンスの一部を見ることができる。
公開されているのは、紹介した「東京キャラバン in 京都・二条城」(17年)と、「東京キャラバン in 埼玉パフォーマンス」(20年収録)の2作品。
3月26日現在、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が解除されたとはいえ、外出にはいまだ注意が必要。「生」のパフォーマンスを体感したくても、なかなか難しい状況だ。
今回公開された2作品は、「生」さながらの体験ができるように編集された映像なので、「おうち時間」が退屈になってきた、という人はぜひ自宅でそのエネルギーを味わってみてほしい。
なお、映像の配信期間は、6月30日の12時まで。