蓋が閉まらない唐揚げ弁当に衝撃必至! 新子安の人気店『お弁当の伊兵衛』がスゴかった

2023年3月26日(日)10時49分 食楽web


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●調査内容:「唐揚げ弁当」の盛りが良いと噂の弁当屋『伊兵衛』へ調査に行ってきたら、他のメニューもデカかった!

 日本のケチャップ発祥の地として知られる(!?)横浜市神奈川区の新子安エリアに、蓋が閉まらないぐらいモリモリの「唐揚げ弁当」の店があると聞き、向かったのは『お弁当の伊兵衛』。JR新子安駅と京急新子安駅から徒歩1分圏内。ちょっと歩けば横浜の工場地帯、という駅近&海近の場所にあるお店です。


店内のポップ。サイズは小・中・大、そして特大! 期間限定フレーバーの唐揚げもある

 店に入り、まず目につくのはレジの横にある大きなガラスケースのホットスナックコーナー。中には唐揚げの醤油味にうま塩味、カルボナーラトリュフ味!? 他にもゆで卵をメンチで包んだ『ばくだん』や、熊本のローカルフード『ちくわサラダ』などが。アジフライ、椎茸の肉詰めなど、お弁当にもつまみにもなりそうな揚げ物が色々陳列されています。見ただけでもう美味しいのがわかります。

 店内にはさまざまなお弁当やおにぎり、ドリンクのほかに全国ご当地のお菓子、カップラーメンなども売っていて、お弁当ついでにあれこれ買ってしまいそう。さらにとっても良心的な価格の果物も店頭にあります。いわゆる一般的なカウンター越しのお弁当屋さんではなく、ちょっとしたコンビニ的な感じ?

 お店の人にお話を聞きつつ、この日店頭で販売されていた、一押しの弁当3つを紹介します!

特大じゃなくても蓋が閉まらない!「唐揚げ弁当(大)」


「鶏からあげ弁当(大)」702円。大で唐揚げ約320g。特大の約450gだと、さらに山盛りということ!?

 まずはお店の看板メニュー、「鶏からあげ弁当」。特大ではなく大でもこんなに山盛り。一体型の蓋が閉じません。そして唐揚げ一つ一つが大きい。ゴハンと唐揚げのみで、計測すると重さ565g(器の重さを除く)です。公式320gが唐揚げだから、ご飯は240g前後、ということになります。ご飯よりも唐揚げのほうがボリューム多い。大ぶりの唐揚げ、この日は6個入りです。

「唐揚げはね、どうせならいっぱい入っていたほうが嬉しいでしょ」と笑顔で語る店主の吉田さん。

「この辺りは工業地帯なので、男の人が多く買いに来るんですよ。野菜がどうとかではなく、米と肉!」なるほど。付け合わせにサラダとかおしんことか、野菜のバランスが〜、ってことより米と肉だけというのが喜ばれているってことですね。


左が中で、右が大。大だから閉まらない、のではなく、中でも蓋が浮く状態。これは唐揚げ好きにとってテンションあがる〜

 ちなみに、「鶏からあげ弁当(中)」(594円)と並べたところ、実は中でも蓋が閉まらない状態に。そもそも唐揚げの1個1個が大ぶりだから? なんかすごいことになっています。

「鶏からあげの『醤油味』は鰹節粉、昆布、豆板醤の熟成醤油、ニンニクで下味をつけていて、『うま塩味』は塩麹、昆布、漬物塩、ショウガで味付け。飽きない美味しさなんですよ」と店主。ちなみに期間限定、カルボナーラ味は、チーズ、ペッパーなどで下味をつけた濃厚な味わいなんだそうです。

 そして全てのお弁当に使っているゴハンは国産のコシヒカリ。ゴハン大盛りは+50円になります。売り場を見ていると、お弁当を買いに来た多くの人が、大&ゴハン大盛りや、特大&ゴハン大盛りで買っていきます。おそらくこの近くで働いている人は、大や特大を普通にお昼で食べきれちゃうサイズのようです。

四角いのが特徴の「ボリューム満点 ハンバーグ弁当」


「ボリューム満点 ハンバーグ弁当」690円。ハンバーグの中央にあるのはフライドオニオン

 二つ目は「ハンバーグ弁当」。14×11.5×2.5cmのお弁当に四角いハンバーグがドーン。総重量は618g、ハンバーグだけで325gもあります。これまたゴハンよりおかずの方がボリュームのあるお弁当です。

「色々スパイスを入れているので奥深い味に作っているんですよ。でもお豆腐も入れているので、ヘルシーになっているんです」と店主。ソースはデミグラスソースです。なぜハンバーグ、四角いの?

「丸くするのが大変だから。四角い方がたくさん作りやすいんですよ!」とニッコリ。お弁当、大量生産ということを考えると、確かに1個1個手で丸く成形してたら大変なのかも。四角くても丸くても、この大きさは正義! という感じがします。

「うちは鶴見にある工場でお弁当を作って、新子安に持ってきているんですが、唐揚げ、ハンバーグ、メンチ、生姜焼きなど10種類以上は店内で作っているんですよ」。ということは、タイミングが合えば、出来立ての弁当も食べられるってことですね。

こっちはもっと四角かった! 存在感半端ない「メンチカツ弁当」


「メンチカツ弁当」780円。一般的なメンチカツ2枚分が連結している感じ? 唐揚げが高さならメンチかつは広さが半端ないっ!

 そして、色々なお弁当が店頭に並ぶ中、圧倒的な存在感を放っていたのが「メンチカツ弁当」。お弁当の総重量871gに対しメンチカツ531g。お弁当のゴハンエリアに思いっきり侵入していて、超個人的ですが、人生で一番大きいメンチカツです。そしてまた四角い。これもきっとハンバーグ同様、四角い方がたくさん作れるってことですね。

「衣のパン粉は生パン粉を使っていて、外はカリカリ、中はジューシーなんですよ」。

 そして食べてみて分かりましたが、重くて箸が上がらない。割り箸が折れちゃうほどの重量で、指プルプルします。「なので、持ち上げて食べるのではなく、ブロックごとに箸で切り分けて食べてくださいね」と店主。なるほどです!

まとめ:唐揚げもすごいけれど、四角いおかずのお弁当もインパクト大! そしておそらく大喰いさんが多数来店してる!


お弁当の陳列棚。見ている側からどんどん売れていく。店内には温め用のレンジもある(食楽web)

 お弁当はほかにも「唐揚親子丼」、「若鶏唐揚げ弁当」、「鶏チリ」、「タルタルチキンカツ」など鶏肉メインの弁当があるほか、トンカツやホッケなどがメインのお弁当も。また、おにぎり2つ+唐揚げ(磯辺揚げ)、味玉半分がセットになった「おにぎりパック」(420円)などもあり、とにかくここでお弁当を買えば、お腹いっぱいになれること確実!

 オープンは朝5時。工場で働く早番の人も、徹夜明けの人も買っていくという『お弁当の伊兵衛』。「唐揚げは5:30に出来上がるから、夜勤明けの人が晩酌用に買っていく人もいますね」。起きてすぐの唐揚げ、ではなく夜中ずっと働いた朝の揚げたて唐揚げ。それは絶対美味しいだろうなぁ。

 店内にはイートインスペースはないので、基本持ち帰りですが、気候がよくなったらちょっと歩いて、運河や海を見ながらお弁当を食べる、というのもよさそう。新子安エリアで働く人たちがお腹いっぱいになってほしいと、でっかいお弁当を作り続ける、温かみのあるお店でした!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

お弁当の伊兵衛

住:神奈川県横浜市神奈川区子安通3丁目289
TEL:045-441-6559
営:5:00-22:00
休:土曜、日曜、祝日

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