「スマドリバー渋谷」がリニューアルオープン - 短時間でも気軽に入店できるスタンディングバーに刷新

2024年3月30日(土)11時21分 マイナビニュース

スマドリは、東京・渋谷で運営する「SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバー渋谷)」を3月30日よりリニューアルオープンした。
今回のリニューアルでは、1階を短時間でも気軽に入店できる“スタンディングバー”に刷新。オリジナルカクテルや海外から輸入するボトル商品など約150種のロー・ノンアルコール飲料と、ドリンクにあう食事を提供する。
アサヒビールが推進する「スマドリ(スマートドリンキング)」は、お酒を飲める人も飲めない人も、またあえて飲まない人も、体質や気分にあわせて、みんなで好きなように楽しむという、新しいお酒の生活文化を創造していくこと。
健康志向や、ノンアルコールを進んで選び、あえてお酒を飲まない“ソバーキュリアス”といった世界的なトレンド、そして責任ある飲酒の推進を背景として、「スマートドリンキングという考え方を広めていくことで、社会価値と経済価値の両立を目指していく」とスマドリ 代表取締役社長の高橋徹也氏はスマドリについて解説する。
さらに、海外市場のトレンドも変化しており、アルコール度数が0%〜3.5%の商品容量が2022年も過去最高値を記録。今後もノンアルコール市場の成長が予想されている。このようなトレンドにおいて、ローアル・ノンアル市場の成長が特に著しいイギリスのロンドンにて実地調査を行ったところ、ロンドンにおいては、ソフトドリンクでもなく、お酒でもなく、アルコールは含まない嗜好性飲料として“Aduit Drink(アダルトドリンク)というカテゴリが存在していることがわかったという。
さらに、ロンドンのバーにおいてもノンアルコールの選択肢が広くなっており、例えば「フィーバーツリー」を日常的に飲用している生活者にインタビューを実施したところ、最初の認知経路は“バーテンダーからの推奨”といったバーでの体験がもとになっており、「バーで良さを実感してから生活に取り入れるといった商品の広がり方のヒントも得ることができた」と高橋氏は振り返る。
また、ターゲットとなる日本のミレニアル・Z世代のライフスタイルの変化についても言及。これらの世代は、やりたいことが数多くあるため“タイパ(タイムパフォーマンス)”を重視する傾向にあり、缶一本でその日の出来事などを共有し合う「ワン缶」という言葉が定着していることからも、「短い時間で気軽にサクッと気持ちの共有をする時間がほしいといった感覚が見受けられてきている」という。
そして、昨年9月にオープンした「THE 5th」においてインタビュー調査を実施したところ、飲めない/飲まない人にとっては憧れの場所であった本格的なバーが、行きつけの場所になっているのに加え、酔わなくても積極的に楽しみたくなる新しい大人の嗜好飲料が、お酒を飲める人からも非常に高い評価を得ていることが確認された。また、「THE 5th」に通う人にとって、場所自体がひとつのコミュニティを形成。バーテンダーと話したい気分のときに来店、あるいはバーカウンターで来店者同士の会話が盛り上がる様子なども見られるようになっているという。
市場トレンドに加え、「THE 5th」などのバー運営から得られた定量データや定性的な声をもとに、多様な新しい楽しみ方や飲み方の提案だけでなく、場所としてのコミュニティを提供していくことによって、さらなるスマドリの浸透を図る。「その新たなチャレンジが今回のリニューアルである」と高橋氏は続ける。
「スマドリバー渋谷」1階のリニューアルのコンセプトは「サクッと集まって酔わなくても楽しめる、新時代のギャザリングスポット“STANDING SOBER BAR”」。飲める人も飲めない人も混じり合って一緒に楽しめる多様性の表現として、スマドリバーの象徴であるマーブルの模様がロングバーのカウンターで表現されている。
提供されるドリンクは、オリジナルカクテルとボトル商品をあわせて約150を超える種類のローアル/ノンアルから選ぶことが可能。度数0%/0.5%/3%から選べる新カクテルや国内外からの希少なノンアルコールボトルなど角打ちスタイルでの提供も開始される。
価格体系については、ボトルカクテルがグラス2杯分の容量となっていることから1本1,000円で提供。さらに、今までのバー運営を通じて得た知見として、たくさんの味を試したいという要望に対し、そのほかのカクテルも小容量で5〜600円を基本価格として設定されるほか、「フィーバーツリー」や「コンブチャ」などを酔わなくても楽しめる新カテゴリー“SOBER DRINK”と名付けて展開。有料試飲や角打ちでのメニュー展開、さらには物販も開始するなど、新しいカテゴリーの創出も図られる。
なお、“SOBER DRINK”については、500円で多くの味を楽しめる体験テイスティングをメニュー化。「お客様が自分ピッタリの新しい味わいを発見できる場所となるように、体験価値の強化を図る」としている。さらに、ノンアルコールの専門商社であるアルト・アルコ社との協業で、世界各国からの輸入品ノンアルコールも多数取り扱われ、角打ちメニューで提供される。
フードメニューも、著名なフードコーディネーター監修の下に開発された、ローアル/ノンアルと相性が良い食事を“SOBER BITES”という形で提供。さらに、ノンアルやSOBER DRINKとぴったりのフードペアリングとして“SOBER PAIRING”を提案することで、新しい飲食文化の想像を図っていくとした。
最後に高橋氏は、今回のリニューアルを通して、「スマドリの体験と情報発信の場として、さらに付加価値の高いコミュニティを提供しつつ、お客様の満足度の向上、そしてスマドリのさらなる浸透を図ってまいりたい」との意気込みを明かした。

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