タップ&スワイプで直感操作! 「Apple Arcade」向け『ぷよぷよパズルポップ』を先行プレイした

2024年4月4日(木)9時5分 マイナビニュース

セガは、2024年4月4日にアクションパズルゲーム「ぷよぷよ」の完全新作『ぷよぷよパズルポップ』を「Apple Arcade」で配信する。「Apple Arcade」は、月額900円で200以上のタイトルを制限なくプレイできるゲームのサブスクリプションサービスだ。「iCloud+」「Apple TV+」「Apple Music」「Apple Arcade」をパッケージ化した「Apple One」も月額1,200円(ファミリープランは月額1,980円)で展開している。
今回、『ぷよぷよパズルポップ』リリースに先駆けて、メディア向けの体験会が開催された。同タイトルを約1時間試遊できたので、そのインプレッションを紹介する。
iPhoneでもラクラクプレイ! タップとスワイプだけで遊べる
同タイトルで特徴的なのは操作性だろう。「Apple Arcade」向けなので、対応端末はiPhoneやiPad、Mac、AppleTVなど。ペアリングしたコントローラーでプレイすることもできるが、モバイル端末のタップ、スワイプで手軽に遊べるのも魅力の1つだ。
試遊で使った端末は「iPhone 15 Pro」。横位置でスマホを持ち、画面左のスワイプでぷよの移動、画面右の上下タップでぷよの回転を行う。基本的なゲームの操作はたったこれだけ。ルールさえ覚えれば子どもでも簡単に遊べるだろう。
ただし、直感的にできる操作ではあるものの、最初はもたつくこともしばしば。横スワイプで1マス移動したいのに2マス動いてしまったり、一番下まで落下させたいのに途中で指を離してしまったりする失敗が何度かあった。当然、歴代タイトルのプレイヤーは、慣れているコントローラーで操作したほうがスムーズに遊べると思う。
とはいえ、移動中の電車内などちょっとした時間に軽くプレイできるのがモバイルゲームのいいところ。「ぷよ」の移動を左手の親指で、回転を右手の親指でできるのはコントローラーの操作に近く、モバイル向けアクションRPGなどでよく見る「仮想コントローラー」よりはよっぽど操作しやすいと感じた。
リリース時のルールは7つ。なかには初心者でも連鎖を楽しめるものも
ちなみに、筆者はパズルゲームが超苦手である。ぷよぷよは2連鎖までが関の山。そんなビギナーでも楽しめるのか、体験会に参加する前は不安でいっぱいだったが、いざ試遊が始まると、わりと夢中になってプレイしていた。
その理由の1つが、多彩なルールを選べること。リリース時には、相手におじゃまぷよを送る「ぷよぷよ通」をはじめ、おじゃまぷよを相殺していくとフィーバーモードに入る「ぷよぷよフィーバー」、課題をいち早くクリアした人が勝つ「なぞぷよ」、消えないブロックのあるステージで対戦する「ブロック」、おじゃまぷよを溜めて一気にぶつけ合う「ビッグバン」、ちびぷよに埋もれた星を消すと大量のおじゃまぷよを送れる「ちびぷよはっくつ」、横3マスのステージでデカいぷよを3つつなげて消す「でかぷよ」の、7ルールを収録する。定番ルールのガチ勝負が苦手でも、楽しめるルールと出会える可能性があるのだ。
個人的にハマったのが「ビッグバン」。最初から連鎖のもとになる「ぷよ」が積まれた状態でスタートするため、初心者でもバンバン消せる痛快さがあった。失敗しても次の「ぷよ」がセットされるので、どんどんチャレンジできる。「ちびぷよはっくつ」も最初から「ぷよ」が用意されているので、積むのが苦手なプレイヤーでも楽しめるだろう。
「なぞぷよ」もおもしろかった。次々と出される「問題」(といってもクイズではなく、イメージ的にはミッションのようなもの)をクリアするとノルマが1つ減り、最も早く既定ノルマ数をクリアすれば勝利だ。「特定の位置で消す」「6コ以上同時消し」など、ハイレベルな連鎖が求められるルールではないため、CPU相手に意外と善戦できた。
クオリティの高いアドベンチャーモードはボリュームも満点
完全新作ストーリーを収録したアドベンチャーモードは、かなり力が入っている印象を受けた。アルル、アミティ、りんごなどの歴代「ぷよぷよ」シリーズキャラクターが登場するのだが、それぞれのキャラクターのストーリーが用意されており、ボリューム満点だ。しかも、会話はフルボイス。そのうえ、今後のアップデートでもプレイヤーキャラが追加される予定で、最大24名まで増える予定だという。
シリーズでおなじみの会話イベント「まんざいデモ」では、さまざまな動きを見せてくれるキャラクターのモーションや表情が愛らしい。今作から登場する新キャラクターの「メエーナ」もキュートである。
また、マップを移動して物語を読み進めるシステムを採用。ストーリーの分岐などが視覚的に楽しめるほか、遠くに宝箱がチラリと見えることが物語を進めるモチベーションにもなる気がした。
サブキャラクターの物語を進めるには、アイテムのカギが必要。全部のキャラクターをコンプリートするにはけっこう骨が折れそうだが、反面、じっくり楽しめるとも言える。
自由に「まんざいデモ」を創作できる「フォトモード」が楽しい!
さらに、ユニークな機能として「フォトモード」を搭載。ゲーム中のワンシーンを撮影するのではなく、スタジオ的に自分で背景やキャラの配置、表情などを決めてオリジナルの「まんざいデモ」のシーンを作成する機能だ。
実際に触ってみると、ポーズやエフェクトが多彩で、いろいろと試したくなってくる。あれこれと組み合わせを考えるのはなかなか楽しかった。なお、フキダシも設定できるが、アプリ上ではテキストを入力できないため、iPhoneの画像編集機能などを活用する。
そのほか、最大4人までのプレイに対応するオンライン対戦機能も、もちろん搭載。ルームを作って友だちと遊んだり、世界中のプレイヤーとランクマッチやフリーマッチで腕を競い合ったりできる。
テクニックを学べる「レッスンモード」なども用意しており、バリエーション豊かなルールやモードは、初心者からベテランまで幅広いユーザー層に受け入れられるのではないだろうか。
なお、先行体験会では「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーの細山田水紀氏がゲームを紹介。「ナンバリングタイトルにしてもいいくらいのタイトルに仕上がりました。きっちりお話を制作しましたし、アップデートを含めると『ぷよぷよテトリス2』の約1.5倍のボリュームになると思います」と自信をのぞかせる。また、「Apple Arcade」で展開されることについて、課金の心配なく親の加入しているサービスで子どもが遊べることの強みを説いた。
今後については、「リリース後は月イチ程度のアップデートを半年くらい目処に実施する予定。現状では、ルールは15くらいまで増やしたいと考えています」と展望を話す。同タイトルのeスポーツ大会はいまのところ予定しておらず、「自社でやるよりも、ユーザー主催の大会に期待している」とのことだった。
©SEGA

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