不倫夫が「救急で運ばれる私を、ニヤニヤしながら見ていました」 耐えてきた妻の愛が冷めた瞬間【後編】

2024年4月11日(木)10時58分 キャリコネニュース

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婚姻関係を続けるため、夫の不倫に目をつぶってしまう妻もいるだろう。しかしものには限度がある。23歳のとき元夫と授かり婚をした40代女性(広島県/サービス・販売・外食/年収200万円)は、新婚早々夫から酷いモラハラDVを受けていた。


そんな中、夫の携帯電話で浮気の証拠を発見。衝撃を受けたが、愛は覚めることなく耐え続けたという。ところがある日、一気に愛がさめる瞬間が訪れた。


「私が救急で緊急オペが必要になり入院した際、ストレッチャーで運ばれていく私をニヤニヤしながら見ていました」


驚くことに、夫は妻の身体を心配しないばかりか、緊急事態を喜んでいるふしさえあったのだ。


義両親の言葉に愕然「あなたはいばらの道だろうけど、許してやってほしい」



「それを見た時一瞬で冷めました。私が死にそうになっているのに笑えるなんて……」


冷静になった女性は夫に離婚届を突き付けたが、夫の側は「親権は渡さない、離婚しない」と話し合いは進まなかった。そこで義父母に相談すると、驚きの言葉が返って来た。


「自分がその立場なら別れるだろうけど、我慢して欲しい。離婚してもしなくてもあなたはいばらの道だろうけど、許してやってほしい」


こう言われ、愕然としたという。息子の嫁にだけ我慢を強いる、酷な言葉だ。「私は実母に捨てられ家族は養母である介護が必要な祖母だけ」と苦しい境遇を打ち明けた女性は、


「頼れる人もおらず逃げるように離婚届を残し、家を出ました。約4か月してやっと離婚が成立しました」


と、なんとか子どもを連れて元夫から離れた。


「慰謝料、養育費貰わず逃げるように離婚しましたが、ちゃんとしとけば良かった」


ようやくモラハラ不倫夫から解放された女性だが、その後は、結婚生活によるストレスでうつ病を発症し、20年たった今も通院しているという。離婚した元夫には何の償いもさせることができず、後悔や違和感は残ったままだ。


「慰謝料、養育費貰わず逃げるように離婚しましたが、ちゃんとしとけば良かったと後悔しています。元夫は早々に再婚したそうですが、再婚後図々しくも私を旅行に誘ってきたりしました。そのくせ、我が子には会いたがらず全く意味がわかりませんでした。なぜ(私は)この人を選んだのか?」


こう述懐する女性にとって、元夫との結婚が人生に与えた影響は大き過ぎた。


「(不倫は)本当に心の殺人なんです。耐える側は自分を責め続けるのです。どんなに苦しくても理解できない人たちです」


と今も消えない苦しみを訴え、「今は子どもと私と2人、貧しいながらも暮らしています」と近況を綴った。

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