飛び出た糸は「絶対に切らないで!!!」 目からウロコの“意外な豆知識”に大反響「始めて知りました」
2025年4月12日(土)19時30分 ねとらぼ
ネクタイの“切ってはいけない糸”とは?(画像出典:PIXTA)
●ネクタイ裏側の飛び出した糸の役割は?
投稿者は、岡山・津山市の縫製工場「笏本縫製」の3代目「しゃく」さん。「ダメ!!! 絶対に切らないで!!!」と訴えるのは、ネクタイの裏側にある飛び出した糸のことです。
一見すると“ほつれ糸”のようですが、無理に引っ張ったり切ったりしてはいけないのだとか。その理由について、「これは『スリップステッチ』といって、ネクタイの伸縮を助けるクッションの役割をもった大切な糸です。切るとネクタイがバラバラになります」と説明。 最後に、「新社会人のみなさんにも、大切に仕立てた1本を長く大切に使ってほしい。職人からのお願いです」と結んでいます。
しゃくさんは、ハンドメイドの証でもあるというこの糸についてInstagramでは動画で解説。ネクタイは1本の糸で縫製しているので、この糸を切ってしまうとすべての縫製箇所がほどけるかもしれないそうです。それほど重要な糸なのに隠しておかないのは、メンテナンスの際に必要だからです。
●「初耳」「昔切ったことあるなあ」
超重要なネクタイ豆知識にリプライでは、「え、ぇ〜! ネクタイ 締めてこのかた50年 初耳〜!!」「初めて知りましたぁ」と驚く声の一方、「昔切ったことあるなあ……」とすでに“やってしまった”人も。また、「ネクタイ販売に携わっていた時は教えてましたけど いつも切ってた、とか言われたときは冷や汗かきました笑」という販売側からの声も寄せられました。
しゃくさんはThreadsの他、Instagramでもネクタイについての情報を発信中。自慢のネクタイはオンラインショップ「SHAKUNONE」で購入できます。こちらのネクタイには今回紹介した糸についての注意書きを添えているそうです。
画像提供:しゃく(SHAKUNONE)(@shakunone_ties_brand)さん