総人口9年連続減、人口減少率は過去最大…総務省推計
2020年4月15日(水)15時15分 リセマム
2019年10月1日現在の総人口は、1億2,616万7,000人。2018年10月から2019年9月までの1年間で27万6,000人(0.22%)減少した。日本の総人口は2011年以降、9年連続で減少している。
自然増減(出生児数−死亡者数)をみると、出生児数は第2次ベビーブーム期(1971年〜1974年)以降は減少傾向が続いており、前年比4万8,000人減の89万6,000人。一方、死亡者数は前年比1万2,000人増の138万1,000人。この結果、出生児数が死亡者数を48万5,000人下回り、13年連続の自然減少となり、減少幅は拡大している。
年齢区分別にみると、15歳未満人口は前年比20万4,000人減の1,521万人。15〜64歳人口は、前年比37万9,000人減の7,507万2,000人。65歳以上人口は、前年比30万7,000人増の3,588万5,000人。75歳以上人口は、前年比51万5,000人増の1,849万人で、65歳以上人口の半数以上となっている。
総人口に占める割合は、15歳未満人口が12.1%、15〜64歳人口が59.5%、65歳以上人口が28.4%、75歳以上人口が14.7%。 15歳未満人口は、1975年(24.3%)以降低下を続けており、2019年は過去最低を記録した。15〜64歳人口も1992年(69.8%)をピークに減少しており、2019年は過去最低となった。
人口増減率を都道府県別にみると、増加は東京都(0.71%)、沖縄県(0.39%)、埼玉県(0.27%)、神奈川県(0.24%)、愛知県(0.21%)、滋賀県(0.11%)、千葉県(0.08%)の7都県。減少は40道府県にのぼり、秋田県(−1.48%)、青森県(−1.31%)、高知県(−1.15%)、山形県(−1.15%)、岩手県(−1.12%)、徳島県(−1.09%)、長崎県(-1.05%)、和歌山県(-1.05%)、新潟県(-1.00%)の9県で人口減少率が1%以上となっている。