尿検査だけで"がんリスク"を早期発見できる「マイシグナル・ライト」発売 - 痛みも食事制限も一切なし! ストレスフリーな検査だった【取材レポ】

2024年4月24日(水)9時3分 マイナビニュース

4月15日、尿検査だけでがんリスクをチェックできる「マイシグナル シリーズ」から、新商品「マイシグナル・ライト」が発売されました。発売日同日に開催された記者発表会では、製品特長や従来品との違いなどが紹介され、実際に検査体験もさせてもらいました。
■「マイシグナル・ライト」ってどんな商品?
この度Craifから発売となったのは、手軽にがんリスクを早期発見できる「マイシグナル・ライト」です。がん検査とひとことで言ってもその種類はさまざまですが、本製品は尿検査だけでがんリスクをチェックできるといいます。2022年に同社が発売した「マイシグナル・スキャン」のシリーズ製品として発売されました。
両製品とも検査方法は尿検査で共通していますが、がんリスクを評価している物質(バイオマーカー)・検査結果としてわかること・製品価格が異なります。「マイシグナル・スキャン」は世界初の独自技術により、1度の検査で7つのがん種を検査・特定が可能で発売以来ニーズの高い製品ですが、価格面でハードルを感じるという声があったといいます。
そこで今回、より手ごろな価格で製品提供をすることで検査へのハードルを下げ、定期的な検診受診を促したいという想いで「マイシグナル・ライト」の発売に至りました。「マイシグナル・スキャン」のようにがん種の特定まではできませんが、従来品の1/3以下の価格でがんリスクを早期発見できる、そのインパクトは大きいと感じました。今回のラインナップ拡充により、さらに多くの人のがん早期発見・早期治療に「マイシグナル シリーズ」を役立ててもらうことを目指すといいます。
■必要なのは「尿検査」のみ! 事前の食事制限もなくストレスフリー
「マイシグナル・ライト」の検査は以下の流れで行います。
1.検査キットの購入(購入時に簡単な問診に回答)
2.自宅で採尿し、送付
3.約30営業日後に、検査結果報告書が届く(オンラインでも確認可)
記者発表会では、筆者も実際に検査を体験させてもらいました。会場で渡された検査キットはこちら。
通常の健康診断などで行う尿検査と変わりはなく、本当にただ尿を採取するだけです。事前の食事制限もなく、検査キットさえあれば自宅で簡単にできるので、病院へ足を運んで受診する一般的ながん検査に比べて負担が最小限(というかゼロ)でした。
検体送付後、約30営業日目安で「検査結果報告書」が届きます。筆者はまだ受け取っていないので、今回はサンプルで内容を紹介します。
尿中の代謝物(ジアセチルスペルミン)でがんリスク評価を行い、相対的に見たリスクのレベルを低・中・高を用いた3段階で判定。定期的に受診をする場合は数値の推移も知ることができます。
判定結果で「リスクが高い」と出た受診者へは、追加検査設備があるマイシグナル提携医療機関の案内や、がん種の特定が可能な「マイシグナル・スキャン」受検の案内に対応し、アフターフォローにも力を入れているといいます。
■がん治療は"早期発見"がとにかく大事
今回の発表会において繰り返し発信されたキーワードは「早期発見」でした。検査を受診しないことでがんの発見が遅れ、見つかったときには既に進行している…という場合、早期発見に比べ治療の負担(身体的負担、経済的負担共に)は大きくなりやすく、また5年生存率も下がってしまいます。
発表会に登壇した同社代表取締役CEO・共同創業者 小野瀬隆一氏は、自身の祖母を大腸がんで、祖父を肺がんで亡くしたといい、その経験をきっかけにこの事業を立ち上げたと話します。
「日本人は2人に人ががんになるという状況ではありますが、早期発見できれば5年生存率は90%以上です。しかし発見が遅れてしまうと15%に下がります。がん治療において早期発見が重要であることは広く知れ渡っていると思いますが、早期発見のために必要ながん検査を受診する人は残念ながらまだ少ない。我々はがんの早期発見につなげるための検査受診のハードルを限りなく低くする検査を開発してきました」と新製品への意気込みを語りました。
それぞれのライフスタイルや体の状態に合わせ、最適な検査方法や受診頻度は変わってくると思いますが、がん検査を定期的に受診しておらず、「受診が面倒」「受診する時間がない」「検査に伴う苦痛に不安がある」という人は「マイシグナル・ライト」を選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

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