「正社員勤務」を結婚の絶対条件にあげる人は多いけど…1300組以上を結婚に導いた婚活スペシャリストが語る<理想>を追う前に考えておいてほしいこと

2024年4月29日(月)12時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

厚生労働省が公開した「人口動態統計速報(令和5年12月分)」によると、2023年の婚姻数は48万9281組で、90年ぶりに50万組を下回りました。まさに「結婚氷河期」ともいえる昨今ですが、「本気になれば、誰でも2年以内に結婚出来ます!」と話すのは、1300組を結婚に導いた婚活スペシャリスト・佐藤律子さん。今回は、20年以上の経験で培った婚活で成功するノウハウを、自著『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』から、一部引用、再編集してお届けします。

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「普通の男性を探している」と言いながら、かなり高スペックの男性を求めていない?


40代の婚活女性が求める「普通の男性」とは、年収が500万円以上で、学歴は最低でも大学卒業で、身長は165cm以上で、正社員として勤務していて、長男でないことです。

年収500万円は、都市部在住で子どもを一人か二人育ててもギリギリ専業主婦でいられるラインです。夫の収入をメインにして、自分はパートなどで働き、ちょっとした贅沢品を買える生活ができるといったイメージでしょう。

学歴は最低でも大学卒業を求めるのは、女性の高学歴化が進み、価値観や会話の内容やテンポが、同じか少し尊敬できるくらいを望んでいるからでしょう。

身長は165cm以上という条件は、自分より身体が大きい男性に頼りがいやたくましさを感じることと、子どもへの遺伝を考えている可能性もあります。

結婚相手の絶対条件


正社員として勤務していることは、結婚相手の絶対条件です。

今の女性は、結婚後、自分も働き続けるつもりもあり、高収入よりも安定収入のほうが安心できる生活が手に入ると考えています。

一般企業でも会社名が有名だったらなおよしで、警察や消防、市役所職員など公務員であることを条件とする女性も多いです。

長男ではないことは、夫の家族の負担を背負いたくないからですね。同居や介護はなるべく避けたいことなので、長男は避けて、次男、三男が人気になりやすいといえます。

存在しない「理想の相手」を探していない?


これが婚活女性の求める「普通の男性」なのですが、かなりハードルが高いことがわかりますよね。

特に40代以上の未婚の男性になると、ごくわずかしか存在しません。


(写真提供:Photo AC)

なぜなら、その見込みがある男性は、恋愛上手な女性に20代のうちに目をつけられて、とっくに刈り取られているからです。

つまり存在しない理想の相手を探している状態なので、大人女性がこの理想を掲げながら婚活をすると、自分を棚に上げている感じがして、「あなたはどうなの? 釣り合うの?」と周りに応援されにくくなります。

相手にも理想がある


そして忘れてはいけないのが、相手にも理想があるということ。

婚活は自分が選ぶ側でもあり、男性に選ばれる側でもあるのです。

40代で婚活している現時点でかなり出遅れていることを自覚しましょう。

厳しいことを言いますが、婚活しても誰にも選ばれないかもしれない現実があることを覚悟して臨んだほうが良い、というのが正直な私の考えです。

※本稿は、『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活完全ガイド』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。

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