71歳団地住まい、DIYで収納を工夫。母の形見の和ダンスや、手作りのツールタワーで空きスペースを活用

2024年4月30日(火)12時30分 婦人公論.jp


(写真:川瀬典子)

内閣府が公開している「令和4年版高齢社会白書」によると、65歳以上の一人暮らし世帯数は年々増加傾向にあるようです。そのようななか、数々の人生の逆境を持ち前のバイタリティーで乗り越え、歳を重ねてもなお生きることの楽しさを体現しているのは、『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』を著した、ソネ ジュンコさん。ソネさんいわく、「器は本当に気に入ったものだけを使っている」そうで——。

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狭い洗面所は“吊るす収納”で空きスペースを活用しています


洗面所はかなり狭くて、収納場所は洗面台の下にしかありません。


『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』(著:ソネジュンコ/ダイヤモンド社)

タオル、洗剤、ドライヤーのほか、掃除用具一式も、全部ここにまとめておければ便利だと考えて思いついたのが、手づくりの「洗面所ツールタワー」です。

「突っ張りアジャスター」で支柱2本を固定し、棚板をL字金具で2枚つけ、さらに市販の棚に引っかけられる収納用品などを駆使して、洗面所に置いておきたいものを全部収納できるようにしました。

ほうきやハタキ、フロアモップなど、床に直置きにしたくないものを吊るして収納できるし、掃除も楽々です。

玄関に「和ダンス」を置いて靴収納をつくりました


玄関には母の形見の和ダンスの下部分を置き、その上に靴収納をつくりました。


母の形見の和ダンスをアレンジして玄関の靴収納にしています(普段は下のように上部を目隠ししています(写真:川瀬典子)


(写真:川瀬典子)

木製の「棚受け支柱」を4本とりつけ、好きな場所に棚板を差し込み、ねじで固定します。

これだけだとグラグラするので、棚受け支柱を「突っ張りアジャスター」に固定しました。

上にロールスクリーンをつけ、普段は下ろしておけば、まさかここに大量の靴が収納されているとは誰も思わないでしょう。

器は本当に気に入ったものだけを使います


器はいいものをたくさん持っていたのですが、1995年1月に起きた阪神・淡路大震災で、ほとんど割れてしまいました。

骨董的な価値のあるものから割れて、ミスタードーナツの景品のお皿は全部残ったという感じです。

今、使っているのは、その中で残った骨董品がメインです。

江戸時代につくられた有田焼の一種、藍色の染めつけの古伊万里が多いです。

切子が好きなので時々買っています


新しい器はあまり買わないのですが、切子(きりこ)が好きなのでお金を貯めて時々買っています。

切子って各地にあるみたいですね。

今のところ私が持っているのは江戸切子だけなのですが、次は薩摩切子を買いに鹿児島に行ってみたいと思っています。

※本稿は、『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」 がんを乗り越えてわかった本当の幸せ』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

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