ウーロン茶とめんつゆを5:1の割合でまぜて…「長野県の健康寿命延長に貢献した」現役医師が教える“100歳まで元気に生きる方法”

2025年5月13日(火)12時0分 文春オンライン


『医師のぼくが50年かけてたどりついた鎌田式長生き食事術』(鎌田實 著)アスコム


 70代の現役医師である著者の合言葉は「きん・こつ・けつ・のう・ちょう」。すなわち筋肉、骨、血管、脳、腸を強くすることが、70歳、80歳、90歳の壁を越え、100歳まで元気に生きるためのカギだという。ではそのためには何を、どのように、どれくらい食べればよいのか、その結果、体にどのような効果があるのかを本書は教えてくれる。


 著者は長野県の健康寿命延長に貢献した一人として知られるが、数年前から佐賀県でも健康改善の提案を実施し、成果を上げている。


「その提案の中心にあるのが食事です。著者が50年来培ってきた食事術は、方法がとにかく簡単。食べる順番を変える、発酵食品を組み合わせるなど少しの工夫で、我慢せず、食べたいものを食べるのが基本です」(担当編集者の菊地貴広さん)


 たとえば本書に紹介されている料理の1つ、「減塩味つけ卵」も、《ウーロン茶とめんつゆを5:1の割合でまぜた液に、ゆで卵を1日漬けるだけ》という簡単さだ。著者は「朝たん生活」(夕食よりも朝食にたんぱく質を多くとることで効率よく筋肉をつけること)を提唱するが、そこでも活躍しそうな一品だ。


「『食べることがまた楽しくなった』という読者の感想が多く、嬉しいですね。食事は生きることの最大の喜びの一つ。つまり人生が楽しくなったということだと思うので」(菊地さん)


2023年11月発売。初版6000部。現在27刷12万部(電子含む)

(山田 由佳/週刊文春 2025年5月15日号)

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