「うんこ漢字ドリル」で本当に子どもは勉強するのか 小学三年生に学ばせてみた

2017年5月15日(月)16時29分 BIGLOBEニュース編集部

うんこ漢字ドリル

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日本一楽しい漢字ドリルとして小学生の間で話題の「うんこ漢字ドリル」。3月の発売からわずか1ヶ月半で発行部数は100万部を突破、一躍ヒット商品になっている。人気の秘密は、全ての例文に子どもが大好きな「うんこ」という言葉が使われていること。小学三年生になる筆者の息子も、書店で目が釘付けになり、「買ってくれたら絶対勉強するから!」とねだってきた。このドリルで小学生は漢字を勉強してくれるのか、購入して学ばせてみることにした。


「うんこ漢字ドリル」の中身はとにかく「うんこ」のオンパレード。小学生のツボを突いた面白い例文ばかりのため、息子は笑いが止まらなくなり、勉強時間とは思えないテンションで取り組みはじめた。しかし、一般的な小学生男子と同じく息子も飽きっぽいため、3日もすれば机の片隅に置いてあるだけの状態になってしまった。


うんこ漢字ドリル


そこで、朝の登校前に5分でも時間が空けば「うんこタイム」と呼ぶことにした。朝にトイレする習慣を身に付けるように、うんこドリルに少しでも取り組むという意味での「うんこタイム」。登校の支度をすませた息子に「ほら、うんこタイムができたよ!」と声をかけると、それだけでまずは笑いが起き、ドリルを開いて書き取りをするようになった。


しかし、2、3日もたてば「うんこタイム」という言葉の面白さにもすっかり慣れた様子。いくら「うんこタイムだよ!」と楽しそうに促がしても、勉強させたいという本音を感じ取ってしまうようだ。また、登校前に毎日時間の余裕ができるとも限らない。そこで時間を問わず、息子が暇そうにしていたらその横でドリルを開き、例文を声に出して読んでみることにした。すると、「自分が読むから貸して!」と言い、自分で例文を読んでゲラゲラと笑うように。まさに声に出して読みたいドリルとはこのことである。


うんこ漢字ドリル


楽しく学習、といっても、強制されるとやる気が起きなくなるのが子どもという生き物。ドリルを買って一週間の時点で、漢字の書き取りとしてはそれほど進んでいないが、好きな時に好きなページを開いて声に出して読む「音読」としては役立っている様子。しかし、食事中に声に出して読むのはできれば遠慮してもらいたいものだ。

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