30年生き残る言葉“わがままボディ”、日本語専門家「広辞苑に1歩ずつ近づいている」

2024年5月17日(金)12時11分 ナリナリドットコム

日本語の専門家である明治大学の齋藤孝教授(63歳)が、5月16日に放送されたバラエティ番組「私のバカせまい史」(フジテレビ系)に出演。「わがままボディ」という言葉は30年生き残っており、「広辞苑に1歩ずつ近づいている」と語った。

番組がグラビア雑誌などで「わがままボディ」という言葉が具体的に何を意味しているのか分からないのに使われ続けているとして、「わがままボディ」の歴史を探った。
番組の調査によると、確認できた最も古い「わがままボディ」の使用例は1994年。ヤングジャンプに登場した女性で、現在は芸能界を卒業しているため名前はイニシャル“K”とのみ紹介されたが、そのスタイルは調査結果をプレゼンするさらば青春の光・森田哲矢によると、「身長171センチ、バスト85センチ、ウエスト59センチ、ヒップ88センチ。胸も大きいですけれどいわゆるボン・キュッ・ボンではなく“わがままボディ”誕生当初はパーフェクトボディを表すものだった」とコメント。
現在では「わがままボディ」の表すイメージはふくよかで豊満なスタイルの女性を示すことも多いことについて、齋藤孝教授は「わがまま、というのは自分の身体も男性の目線を気にしないということ。自己肯定。好きなライフスタイルをやらせてもらってますという1つの堂々とした宣言」と話し、30年生き残っている言葉は言語の生命として長いため「広辞苑に1歩ずつ近づいている」と説明した。
さらに「わがままボディ」という言葉が広まった理由について、いとうあさこの「浅倉南34歳!」「私はわがままボディ」とネタもあったためという話しもあった。

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