全部欲しい、スニーカー界を代表する人気ブランドの「永久欠番」モデル5選

2023年5月22日(月)12時0分 JBpress

今や運動靴という枠組みを飛び越え、1つのカルチャーとしても世界中で愛されているスニーカー。その魅力である軽快な履き心地と個性豊かなデザインは、一流の革靴を日々の相棒とする読者諸氏をも魅了してやまない。ここでは“本物”を知る大人の男が選ぶべきスニーカーを提案する。

写真=青木和也 スタイリング=泉敦夫 文=TOMMY 編集=名知正登

 モノ選びの際に何を指針とするかは、非常に重要なポイントといえる。特に毎日のように各ブランドから新作モデルがリリースされ、選択肢も増え続けているスニーカーであればなおさらのこと。そこで今回は“スタンダード”をテーマに取り挙げる。いわゆる定番モデルだ。

 日々進化し続ける最先端の機能やデザインが、ギアとしてのスニーカーを語る際に欠かせない要素であることは間違いない。しかしながら普段の着こなしにファッションとして取り入れることを前提に考えるとすれば、過ぎたる機能性やデザイン性はむしろ不要。それ以上に求められるのが、どんな場面にでもマッチし、どんな格好にも馴染む汎用性の高さ。

 その点、ここでピックアップした5足をはじめ、定番と呼ばれるモデルの多くが長きにわたりファンから愛されるだけあって、普遍的かつ不変的な魅力を持った名作揃い。そんな1足との出会いが叶えば、貴方のスニーカーライフはより良くなるに違いない。

1. adidas Originals「STAN SMITH LUX


“シンプルであること”によって示される出自とデザインの本質

 トレフォイルロゴを象徴とするアディダス オリジナルス。その豊富なアーカイヴの復刻に加え、トレンドを反映させた新作・コラボモデルまでを展開するスポーツウェアブランドがアディダス オリジナルスである。

 ここで紹介する「スタンスミス」もまた、パーフォレーションで表現されたスリーストライプスや、その名の由来となった伝説的テニスプレーヤー、スタン・スミス氏の顔が描かれたラベルなど、1973年デビュー当時のデザインを踏襲。厚みのあるレザーをアッパーとライニングに贅沢に使用し、経年変化の風合いを思わせるセイルカラーがレトロな味わいを添える。“LUX”というモデル名が示すように、シンプルながらも洗練された表情でデザインの本質に迫るプレミアムな一足といえよう。

2. CONVERSE「LEATHER ALL STAR COUPE OX」


永久定番モデルを、上質な素材とディテールで高級感溢れる佇まいに

 昔ながらのスニーカーの姿を今に伝え、人気を集めるローテクスニーカー。その王道中の王道といえるのが、誰しもが一度は足を通した経験がある「オールスター」。1917年誕生と長い歴史を誇るだけあり、時代の変化に合わせて様々な派生モデルが誕生してきた。

 こちらがその最新の姿。なめらかな質感のレザーとドレッシーなカップソールを採用したクップシリーズに連なる本作では、箔プリント仕様のゴールドロゴ、ハトメのないシューレース、クラシカルなデザインの立体ヒールラベルと細部をディテールアップすることで高級感を演出。全体をワントーンでまとめたことでモダンな雰囲気も生まれ、最大の魅力である汎用性の高さにもさらに磨きが掛かっている。

3. NIKE SPORTSWEAR「NIKI AIR FORCE 1 '07 LX」


多様な素材使いと絶妙な配色で魅了するキング・オブ・バッシュ

 ナイキの代名詞的クッショニング技術、ナイキ エアを初採用したバッシュとして、1982年に誕生した「ナイキ エア フォース 1」。令和の世にも通用する機能性とファッションシーンにおける圧倒的支持率から“キング・オブ・バッシュ”とも称される。

 2022年には誕生40周年を迎え、争奪戦を巻き起こすコラボモデル、季節に合わせた限定色など、これまでに登場したカラーウェイは1800種類超え。今作では、オーバーレイに鉱石の雲母から着想を得たマイカグリーンのレザー、アンダーレイにココナッツミルクのキャンバス、スウッシュとヒールタブにヴィンテージ風味のセイルカラーを配置。絶妙なボリューム感も相まって、大人の足元にも違和感なく馴染んでくれる。

4. New Balance「M2002RST」


重厚な意匠と圧倒的快適性が融合したニュー・スタンダード

 快適すぎる履き心地で老若男女を虜にするニューバランス。ここでピックアップした「2002R」は、USAメイドのフラッグシップモデルとして2010年に登場した「2002」の生産拠点をアジアに移した復刻版として2020年秋にデビュー。その手頃なプライスと程よいテック感が人気を集め、瞬く間に定番として認知されるように。

 米国の権威あるランニング専門誌でも高評価を獲得したパフォーマンスランニングシューズ「860v2」にも搭載された、衝撃吸収性と反発性に優れたソールユニットと、ブランドの象徴的カラーで彩った上質なスウェードとメッシュのコンビアッパーが描き出すバランスの良さは特筆にも値し、本モデルが様々な層から愛される理由となっている。

5. PUMA「SUEDE CLASSIC 75th YEAR」


カルチャーと繋がる一足を、漆黒のスウェードでシックに魅せる

 1968年にトレーニングシューズとして誕生した「スウェード」。1980〜90年代には音楽やファッションなど黎明期のストリートカルチャーにも大きな影響を与え、あらゆる世代にとってプーマを代表するアイコンの1つとなった。

 そんな名作の随所に、ブランド誕生75周年を記念したディテールが落とし込まれたアニバーサリーモデルがこちら。上質なスウェード素材のアッパーは、サイドにあしらわれたフォームストライプからステッチまで、その全てをブラックで統一。豊かな表情と大人の落ち着きが同居した佇まいに。左右のヒールタブにそれぞれプーマキャットと75のマークを配し、インソール部分に刻まれた“PUMA 75”の文字がさりげなく存在感を主張している。

筆者:TOMMY

JBpress

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