雑誌編集者と読者で楽しいお茶会!記事の意見交換や、ふだん見られない雑誌制作の裏側の公開まで。婦人公論ff倶楽部のイベント報告
2024年5月26日(日)12時30分 婦人公論.jp
2023年10月にオープンした無料デジタル会員サービス「婦人公論ff(えふえふ)倶楽部」。プレミアム会員(定期購読者)限定で行った初めてのイベントの様子をご紹介します。(構成=本誌編集部 撮影=本社・奥西義和)
* * * * * * *
14名の読者の皆さんと編集部員が懇談
24年3月2日、初めてのff倶楽部プレミアム会員限定イベントとして、『婦人公論』編集部とのお茶会が開催されました。
編集部のある東京・大手町の読売新聞ビルに来てくださったのは、14名の女性たちです。お住まいの地域は長野、山梨、千葉、埼玉、神奈川、東京……。年齢層は40代から70代まで、多岐にわたります。
グループに分かれ、編集部員と交流スタート
会場では3〜4人ずつ、4つのテーブルに分かれて着席していただくと、早くも話が弾みます。皆さんこの場が初対面。『婦人公論』という共通の話題が潤滑油になっているとはいえ、読者の方々の会話力の高さ、好奇心の強さを目の当たりにし、編集部一同、大感激!
まず初めに、編集部が作成したオリジナル動画を上映しました。『婦人公論』という雑誌がどのように作られ、読者のお手元に届くのかを短くまとめた映像です。スタッフ一人ひとりの顔や白熱する企画会議の様子、少しでもわかりやすく読みやすい記事を目指して原稿に磨きをかける過程……。ふだんお見せすることのない制作の裏側に、驚かれた方も多かったようです。
初対面とは思えぬ盛り上がり
続く「編集部とのお茶会」では、10分交代で編集部員が各テーブルを回り、読者の皆さんと懇談。『婦人公論』の好きなところや、こんな記事を読みたいという率直な意見をたくさんいただき、今後の記事作りの参考になりました。10分ごとに鳴るアラームがあっという間に感じるほど、場内の熱気は高まり続けます!
「まだまだ話し足りない」という嬉しい悲鳴が上がるなか、閉会となりました。
お茶会に参加してくださった愛読者の皆さん。貴重なご意見を伺えて、編集部にとっても大変有意義な時間でした。ご来場ありがとうございました
交流イベントを今後も開催します
読者の方々と直接お話しして感じたのは、世代を問わず、皆さん軽やかでしなやか! ということ。仕事にまい進してきた方、結婚や育児で苦労した方、配偶者や自身の闘病、いままさに介護でつらい思いをしている方——それぞれ悩みを抱えながらも、健康に気を配り、趣味や学びの場を持って、生き生きと過ごしている。なんて力強く、素敵なのでしょう。
終了後、参加者の方々からは嬉しい感想をいただきました。
「同じテーブルの方たちと最初から話が弾み、楽しかった!」
「参加された方は皆さん活力があって、刺激的でした」
「先週101歳で亡くなった母の時代から、3代続いて読者です。『婦人公論』を作っている編集者たちと話ができ、ますますファンになりました」
「10名という少ない人数でこんなに充実した誌面を作っていると知り、驚きました」
「ぜひまた第2弾を!」
「婦人公論ff倶楽部」では、今後もこのような交流イベントを開催する予定です。皆さんとお会いする日を、編集部一同、楽しみにしています!
関連記事(外部サイト)
- ありがとう、篠山紀信さん『婦人公論』表紙を撮り続けて 高橋惠子「女優としてどれだけちゃんと生きているかを見られている気がして」
- 102歳で没した日本初の商業誌の女性編集長と、その仕事。瀬戸内寂聴の事件ルポ「恐怖の判決」、佐藤愛子「再婚自由化時代」
- 102歳で没した日本初の商業誌の女性編集長と、その仕事。太宰治入水自殺後の愛人手記、〈主婦論争〉の口火となった「主婦という第二職業論」を『婦人公論』で
- 102歳で没した日本初の商業誌の女性編集長と、その仕事。犬養道子の12カ国を巡る「世界のトップ・レディ会見記」、有馬稲子の「告白的自叙伝」
- 「産めよ殖やせよ」から「セックスレス」まで。女の100年を振り返る