保護者4割以上「子供の熱中症の危機意識低い」明光義塾調べ

2024年6月7日(金)15時15分 リセマム

子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査

写真を拡大

明光ネットワークジャパンは2024年6月6日、小学4年生から中学3年生の子供をもつ保護者を対象に実施した「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」の結果を公開した。45.3%の親が子供の熱中症に対する危機意識が低いと感じていることがわかった。

 「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する実態調査」は、5月24日から5月27日にかけて、小学4年生から中学3年生の子供をもつ全国の保護者870名を対象に、インターネットで実施した。

 「熱中症に対する子供の危機意識についてどのように感じるか」について、「危機意識が高い」16.1%、「どちらかというと危機意識が高い」38.6%と、危機意識が高いと思う回答が54.7%だった。

 一方で、「どちらかというと危機意識が低い」35.4%、「危機意識が低い」9.9%と、危機意識が低いと思う回答が45.3%だった。意識が低いと回答した保護者394人に「危機意識が低い原因」について聞いたところ、「自分ごととしてとらえられていない」36.5%、「熱中症のリスクを認識できていない」32.5%、「家庭で熱中症の危険性について話しあっていない」25.4%と続いた。

 次に「暑さ指数(WBGT)を知っているか」については、「知っている」20.9%、「どちらかというと知っている」22.0%と、42.9%が「知っている」と回答した。2023年に実施した同調査は、暑さ指数(WBGT)を知っていると回答した保護者は34.2%だったため、2024年は8.7ポイント上昇したことがわかった。

 「2024年4月より運用が始まった熱中症特別警戒アラートについてどの程度理解しているか」については、「知っている」31.7%、「どちらかというと知っている」32.3%で、64.0%が「知っている」と回答した。

 一方で「熱中症警戒アラートとの違いについて知っているか」を質問したところ、「知っている」15.4%、「どちらかというと知っている」22.1%と、37.5%が「知っている」と回答。名前は知っていても、具体的な内容について理解している保護者は少ないことがわかった。

 「熱中症警戒アラート」は危険な暑さが予想される場合、暑さへの「気付き」を促し、熱中症への警戒を呼びかけるという。2024年4月より、熱中症警戒アラートの一段上「熱中症特別警戒アラート」が新たに創設された。気温が特に著しく高くなり、熱中症による健康に対する重大な被害が生じる恐れのある場合に発令される。

 2024年の夏も、全国的に気温が平年より高くなる見通しで、厳しい猛暑が予想される。ニュースや天気予報、環境省のサイトなどで熱中症に関する情報をチェックし、適切な熱中症予防行動を徹底することが大事だとしている。

リセマム

「子供」をもっと詳しく

「子供」のニュース

「子供」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ