「エアコンのカビ」対策方法は? 気にしている人でも掃除は年1回以下が半数

2024年6月8日(土)9時10分 マイナビニュース

富士通ゼネラルは6月6日、自宅におけるカビに関する意識調査の結果を発表した。調査は4月30日〜5月2日、20代〜60代の男女500人を対象に行われた。
まず、最もカビが気になる季節を尋ねたところ、64.8%が「夏(梅雨)」と回答した。カビが気になった理由やカビの悩みについては、「見た目が汚い・汚れが目立つ」が59.2%、「掃除が大変」が59.0%で上位となった。
次に、自宅のカビが気になる場所について聞いたところ、「お風呂」が79.8%で最多となり、「エアコン」が33.2%で次いだ。以下には「洗面所」「キッチン」「トイレ」と水回りが続いており、エアコンは家電製品で唯一ランクインとなった。
カビがどのような状況で生えやすいと思うか尋ねてみると、87.4%が「湿度が高い(ジメジメしている)」と回答した。
カビが気になる場所における掃除頻度を見てみると、水回り4カ所は6割以上が「週に1回程度」であった一方で、エアコンに関しては50.8%が「年に1回以下」と回答している。
また、エアコンのカビが気になったことがある人の約半数が、掃除頻度が年に1回以下にとどまっていることも分かっている。
エアコンのカビ対策で困っていることについて尋ねたところ、「どこまで手を出して良いか分からない」が51.9%で最多となり、以下「カビが生えているか見えない箇所がある」が45.8%、「手が届かない箇所がある」が45.2%で続いた。
カビ対策をしていない理由としては、「やり方が分からない」が57.4%で最も多かった。
エアコンのカビ対策として冷房・除湿の運転停止後に内部を乾燥させた方が良いということを「知らない」人は、54.6%にのぼった。
千葉大学 真菌医学 研究センター・矢口貴志准教授が解説する「カビが発生しやすい条件」によると、一般的なカビは、温度(20〜30℃)、湿度(60%以上)、栄養分(ホコリ、汚れなど)という条件が揃うと発生しやすいという。
また、エアコンのカビ対策としては、内部乾燥機能で湿度を抑えること、フィルター清掃で栄養分を減らすこと、カビが付着してしまった場合は水洗いで対処することといった手入れ方法が有効となる。

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