どっちが熱海でどっちがモナコ? ソックリすぎる景観に再注目、市も「よく似ている」

2019年6月12日(水)6時0分 Jタウンネット

かつて日本の新婚旅行のメッカとして名を馳せ、現在でも観光地として人気がある静岡・熱海だが、いまインターネット上では予想外の形で話題になっている。


それは、西ヨーロッパのミニ国家・モナコと景観がそっくりということだ。こちらの写真を見てもらいたい。どちらが熱海でどちらがモナコか、読者の皆様は分かるだろうか。


元々、「東洋のモナコ」との呼び声がある熱海。ツイッターで話題になったことで、それが裏付けされる結果になったのかもしれない。


熱海GP待ったなし?


きっかけは2019年6月5日、あるツイッターユーザーの投稿からだった。モナコに行きたがる友人のために調べたところ、熱海と景観が似ていることに気づいたそうだ。


この投稿は11日12時45分までに1万件を超えるリツイート数を記録。まさかの類似にリプライ(返信)欄には、


「モナコ行ってみたかったので熱海行ってみます!」
「熱海グランプリ??」
「実際に両方行って見ると違いすぎてビックリするけど 確かに写真で見ると 凄く似てて 面白すぎる」



といったコメントが寄せられている。


「東洋のモナコ」や「日本のモンテカルロ」とも呼ばれている熱海。海に迫る山地を背景にして市街地が形成されているのが景観の特徴だ。


山の勾配はどことなくモナコの方が急に感じる。マリーナに係留している船の数にも差があるが、どちらの景観も美しいことに変わりない。


「モナコらしさ」が課題に?


実は、熱海市のニュースレター16年6月号には姉妹都市の伊・サンレモとともに、


「南仏ニース〜モンテカルロのコートダジュールに続く光景によく似ていることから『東洋のモナコ』とも呼ばれています」



と紹介。自治体も似ているのはわかっているようだ。


一方、熱海市の「熱海港湾エリア賑わい創出整備計画(案)」の中の「熱海市・熱海港湾エリアの現状と課題」の中には、こんな一文がある。


「外国人はモナコらしさより和を求めている」



似ているのはPRポイントとも言い切れず、こうした声もあることからあまり出し過ぎないようにしているのかもしれない。


明確な理由はないにしろ、地形が生んだマジック。熱海なのに異国情緒を感じるロマンを今からでも楽しみたいものだ。


ちなみにモナコから最も近い国際空港であるニース コートダジュール国際空港までは日本からの直行便がない。そのため、チューリヒやミュンヘンなどで1度は乗り継ぐ必要がある。すると、乗り継ぎの時間も含めて15時間から31時間の長旅で費用も片道8万円台から10数万円と高額だ。


しかし、熱海なら東京からこだまの指定席で片道3990円。時間も47分で早い。さらに東海道線なら約1時間30分で片道1940円とリーズナブル。景観が似ていても、費用は雲泥の差だ。


現地で体感できることは全く違うが、熱海で疑似モナコを満喫。本物に夢をはせて日々労働に勤しむやり方も面白そうだ。

Jタウンネット

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