【自由研究】災害・非常時・ものづくりに役立つ、ロープの結び方の基本を学ぼう

2020年7月22日(水)10時15分 リセマム

「子供の科学 2020年6月号」

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新型コロナウイルスの影響で、家の中で過ごす機会がとても多くなった今、家の中でも練習することができて、災害時や非常時に役立つだけでなく、工作やものづくりにも応用できる「サバイバルロープワーク」。

 アウトドアやサバイバルの技術を身に付けて「生きる力」を育むロープワークの基本を「子供の科学 2020年6月号」より紹介する。ロープさえあればどこでも挑戦できるので自由研究にもおすすめしたい。

 取材協力・文:かざまりんぺい/イラスト:ほんだあきと

ロープワーク基本の10選をマスター

 「ロープワーク」と聞くと、何か難しそうに感じるかもしれないけれど、実は身の回りのいろいろな所に、ひもやロープを結ぶ機会がある。靴のひもやネクタイを結ぶのもロープワークだ。このロープワークがおもしろいのは、目的に合った結び方をすることによって、「結ぶとき、ほどくときは簡単なのに、結んでいる間はほどけにくい」という所なんだ。

 私たちの先祖は、ロープや縄1本で家を建て、橋を架け、さまざまなものをつくってきた。また服も、帯などのひもを結んで着ていた。つまり、ロープワークは人間が生きていくで、火を使つかうことと同じくらい重要な技術だったんだ。

 野外の活動、例えばキャンプや登山では、さまざまな道具が発達した今でも、ロープワークの出番がたくさんある。特に、生きるすべてを最小限の道具で過ごさなければならない「サバイバル状況下」では、私の先祖の時代と同じように、ロープワークができるかどうかが、生き残れるかどうかのポイントになる。そして、これは災害時にも同じことがいえるぞ。

 ロープワークの基本は「結び留める」、「つなぐ」、「輪をつくる」、「縛る」の4つだけ。後は、その応用や組み合わせだ。さあ、キミもイザというときに備え、ロープワークの基本をマスターしていこう。

用意するもの

 練習用に用意するロープは、直径10mmで長さ3mくらいのロープがいい。もしなければ、身近にあるヒモでもOK。





 6「ふた結び」(Two half hitches)、7「自在結び」(Tautline hitch)、8「巻き結び」(Clove hitch)、9「はさみ縛り」(Shear Lashing)、10.「角縛り(十字架縛り)」(Square Lashing)は「子供の科学 2020年 6月号」本誌でご覧ください。そのほかシェルターやジャングルベッド、ツリーハウスの作り方まで、ロープワークを応用したものづくりなど見どころ満載です。

<協力:誠文堂新光社>

リセマム

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