柄本佑、子の問いに向き合う父親を熱演「OZU」第2話「生れてはみたけれど」

2023年8月13日(日)12時0分 シネマカフェ

「OZU ~小津安二郎が描いた物語~」第2話「生れてはみたけれど」

写真を拡大

連続ドラマW「OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜」第2話「生れてはみたけれど」の詳細が明らかになり、柄本佑国仲涼子染谷将太が出演することが分かった。

会社員の健介は、妻・英子、息子の良一、啓二と田園の広がる郊外に引っ越しをする。近所に住む専務の岩崎に出世のため取り入ろうとする健介だったが、良一と啓二は家では威厳のある父が上司・岩崎の前で媚びる姿を知って反発する…。

映画監督・小津安二郎の初期サイレント映画群をオムニバスドラマ形式で現代リメイクする本作。第2話では、約90年前に公開され、その年のキネマ旬報ベスト・テン第1位を獲得した『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』をドラマリメイク。子どもの純真な目線を通して、大人の悲哀を描く物語だ。

WOWOWドラマ初主演となる柄本さんが演じるのは、息子たちの前では威厳のある父親だが、会社では出世のため、専務の岩崎に取り入ろうとヘコヘコする健介。「小津作品は観るものだと思ってました。まさかリメイクという形で小津に関わる事が出来る人生だったとは自分で驚きでした」と今回の出演について語った柄本さんは、「本当に楽しく演ることができました。楽しかっただけに一言文句を言わせてもらいます。(撮影期間が)1週間は短いってぇ。。。現代に蘇った『生れてはみたけれど』。このタイトルの後にどんな言葉が紡がれるのか?観終わった後の皆様の頭ん中が楽しみです」とコメントしている。

そして、国仲さんが健介の妻・英子、染谷さんが健介が勤める会社の専務・岩崎を演じるほか、健介の長男・良一役に小山蒼海、弟・啓二役に白鳥廉、岩崎の妻・美恵役に土村芳、ホームレス役に渋川清彦が決定した。

脚本・監督を務めるのは、『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』の吉田康弘。「テーマは現代にも通じる人間社会のヒエラルキー。決して古びておりません。主演の柄本佑さんをはじめ、突貫小僧に負けない子役たちを集結し、スタッフ共々やる気満々で撮影しました。ご期待ください」とメッセージを寄せている。

連続ドラマW「OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜」は11月、毎週日曜日22時〜WOWOWプライム/WOWOW4Kにて放送、WOWOWオンデマンドにて各月の初回放送終了後同月放送分を一挙配信(全6話)。

シネマカフェ

「柄本佑」をもっと詳しく

「柄本佑」のニュース

「柄本佑」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ