【未解決事件】伝説のハイジャック犯「D.B.クーパー」の正体、遂に判明か! 元同僚が暗号解読に成功、衝撃の全貌!

2019年4月30日(火)12時0分 tocana

イメージ画像:「Gretty Images」

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 D.B.クーパーをご存じだろうか。以前トカナでもお伝えしたが、今から48年前に米史上で唯一未解決のまま、まんまと逃げ果せた伝説のハイジャッカーだ。


■未解決の“D.B.クーパー事件”に進展か


 時は1971年11月24日感謝祭前夜。オレゴン州ポートランド空港を飛び立ち、シアトルへ向かっていたボーイング727に、「D.B.クーパー」と自称する男が搭乗していた。一見、紳士然としていた彼は頃合いを見て「自分は爆弾を持っている」と客室乗務員を脅し、身代金20万ドルと逃亡用パラシュートを要求。


 シアトル・タコマ空港着陸後、金とパラシュートと引き換えに乗客は下ろし、パイロット2名を含む最低限の乗組員だけで再び離陸すると、30分たった時点でパラシュートで脱出。以来、21世紀の今日まで足取りはぷっつり途絶えたとされている。


【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2019/04/post_93574_entry.html】


 FBIの顔に泥を塗り、長年アメリカではアンチヒーローとして英雄視されてきたクーパー。だが、最近になって思わぬ進展があったという。約半世紀もの間、彼を追う執念のTVプロデューサー、トーマス・J・コルバート氏がオーソドックスな方法で犯人をあぶり出す糸口を見つけたのだ。


 リック・シャーウッドさんは、ベトナム戦争に3度従軍した米退役軍人だ。彼は、暗号解読の功績で2度も青銅星章を授与されている。そんな彼に、コルバート氏が電話をかけてきた。リックさんは、まさかこの歳で暗号解読にカムバックするとは夢にも思わなかったという。しかも、かつて所属していた部隊の同僚の身元を割るためだとは。


 この同僚というのが、ロバート・ラックストロー氏だ。実はコルバート氏、70年代からD.B.クーパーの正体は、ラックストロー氏なのではと疑惑の目を向けてきた。ラックストロー氏は陸軍で暗号解読の訓練を受けた後、突然除隊している。しかも事件発生の1カ月前に——。


■クーパーの手紙の暗号解読に挑む


 2018年、リックさんはクーパーがFBIへ送りつけてきた手紙の解読に挑戦した。


「軍隊に関する単語をすべて書き出したんです。ベトナム、国家機密、私たちが所属していた第371部隊、第11中隊というように」(リックさん)


 コードブレイキングには、アルファベットの各文字を数値に対応させる方法を用いた。たとえば、A=1、B=2、C=3といった具合に。すると、それらは手紙に隠された謎を解き始めた。


 5通目に受け取った手紙には、Cが7つ羅列してあった。つまり3×7=21となる。これをA=1、S=19、A=1と分解すれば、Army Security Agency(陸軍機密保全庁)となる。


 さらに、文中の「please tell the lacky cops, DB Cooper is not my real name(へいこらする警察に伝えてくれ、D.B.クーパーは俺の本名じゃないって)」の中の“lacky”は、“lackey”の単純なスペルミスに見える。だが、リックさんは直感した。


「“lacky”という語を用いたことにピンときたんです。これは犯人が本名を匂わせたかったのかもしれないと。本来の“lackey”から導き出される値は素数269です。そして『私はロバート・W・ラックストロー中将』の総数も269なんですよ。ゲームセット!(彼がクーパーだという)自信があります」(リックさん)


 さて、当のラックストロー氏はというと、現在リタイアしてカリフォルニア州に住んでいるがノーコメントを貫いている。また、FBI報道官は「このケースについて、すでに積極的な捜査をしていない」と発表したそうだ。


 クーパーが生きていれば、80歳を優に超えている。残された時間はあまりに少ない。我々ははたして、世紀の逮捕劇を目撃することがかなうのだろうか。


(佐藤Kay)


※イメージ画像:「Gretty Images」

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