東京パラリンピックは無観客、学校連携観戦は実施へ

2021年8月18日(水)14時15分 リセマム

東京2020パラリンピック競技大会

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東京パラリンピックについて、政府と東京都、大会組織委員会、国際パラリンピック委員会(IPC)は2021年8月16日、代表者による4者協議を開き、学校連携観戦を除き、無観客とする方針を決めた。学校連携観戦は自治体や学校設置者の判断とし、希望する場合は安全対策を講じたうえで実施できるようにするとしている。

 東京パラリンピックは8月24日に開幕。今大会から新競技に採用されたバドミントンやテコンドー等、9月5日までの期間、全21会場において22競技539種目が実施される。

 開催にあたっては、パラリンピック会場のある東京、千葉、埼玉の3都県で新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令中であること等を踏まえ、8月16日に政府と東京都、大会組織委員会、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者による4者協議で「すべての競技について無観客(学校連携観戦除く)」との方針を決定。学校連携観戦以外は、全会場で無観客となるため、チケット購入者には払い戻しを行う。

 学校連携観戦については、「共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいことに鑑み、保護者等の意向を踏まえて自治体や学校設置者が希望する場合には、安全対策を講じたうえで実施できるようにする」と説明している。

 公式チケット販売サイトで購入したチケット代金は大会終了後、自動的に払い戻しを行う。Visaカードで支払った人には、購入時に利用したVisaカードに返金。現金払いの場合は、金融機関口座への振込みで対応する。払い戻しの申請をする必要はないが、現金支払いの場合は後日、金融機関口座の登録が必要になる。公式チケット販売サイトのマイチケットでは、チケットは「入場不可/無効」と表示され、ダウンロードできない。

 東京パラリンピックで学校連携観戦が実施されることについて、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は「観戦を通じて、残された機能を最大限に生かして限界に挑戦する国内外のパラアスリートたちの活躍を目の当たりにすることで、成長期の子供たちに『気づき』を与える教育の効果には、極めて大きなものがある」「日本代表選手が、大会会場での児童・生徒の皆さんの応援を力に、最高のパフォーマンスを発揮してくれることにも期待している」とのコメントを発表している。

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