なんで貫通させちゃったの... 元気が良すぎる「赤べこ陶器」がシュールでかわいい

2019年8月25日(日)18時0分 Jタウンネット

福島県会津地方の郷土玩具である「赤べこ」。ゆらゆら動く首が特徴だが、その首をズボッと突っ込んだデザインの陶器がツイッターで話題になっている。


胴体は外に出ており、宙に浮いている。これでは首が動かせないが、その様子が「かわいい」と人気のようだ。


リツイートから拝見しました。フォロー外から失礼します。自分もここの湯呑みと箸置き持っております。 pic.twitter.com/dBXMkWWUbz
- くろめがね (@chlo_megane) 2019年8月19日

FF外から失礼しますー
うちにも一目惚れで連れ帰った赤べこいます!
可愛いですよね〜 pic.twitter.com/DfeKvWLgdV
- ろんど (@yu__kr) 2019年8月19日

販売しているのは「陶房彩里(いろり)」(大沼郡会津美里町)。話題となった陶器は「ぐい呑」だが、マグカップや茶碗もあるようだ。


なぜこんなダイナミックなデザインになったのか。Jタウンネットは2019年8月21日、陶房彩里の馬場美穂さん(46)に話を聞いた。


「胴体に指をかけると持ちやすくなっています」


陶房彩里は馬場さん夫婦が2007年に開業した工房。会津本郷焼の陶器はすべて2人の手造りだという。


赤べこが器に首を突っ込んでいる、あるいは上に乗っている製品は、美穂さんが赤べこと絵付け、夫の源次さんが器を担当している。


美穂さんになぜ首を突っ込んだデザインなのか聞いてみると、


「会津のお土産になるようなものとして最初は考案したのですが、赤べこの絵が描いてあるとかそういうのよりインパクトがあるかなと思って」



とのことだ。陶房彩里の公式サイトには、「胴体に指をかけると持ちやすくなっています」との記載もあり、便利な面もあるようだ。


赤べこシリーズは器を先に造り、水で溶いた粘土を糊代わりにして赤べこを付けている。2007年の開業当初から造っているが、最初のころに比べると大きさや形が変わってきているという。


ツイッターで話題になっていることについて、美穂さんは「嬉しいです」としたうえで、


「窯元って来づらいイメージがあると思うので、そういうの(編注:SNSで話題になること)で気軽に行ってみようとなるかなと思います。赤べこも付けられる陶芸体験もやっているので、もっと広く知っていただければ」



と話している。


手造りならではの、赤べこ1つ1つの微妙な違いも魅力的だ。陶器は公式サイトからも注文できる。

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