文明が滅びてしまった後みたい... 秋田にある鉱山跡が、現実とは思えないほどかっこいい

2022年8月28日(日)18時0分 Jタウンネット

「文明が滅びてしまった街の様な巨大鉱山」

そんなコメントを添えて投稿された鉱山跡の写真が、ツイッターで注目を集めている。

こちらはツイッターユーザーのSaho(@urbex_34)さんが2022年8月21日に投稿した写真だ。なにやら山のふもとで朽ち果てている建造物。確かに、まるで文明が滅びてしまったかのような、不気味で哀愁が漂っている。

この写真は、秋田県鹿角市の尾去沢(おさりざわ)鉱山で撮影された。なんでもここは、廃墟の中でも大規模な選鉱場が残っている事で有名なんだとか。

公式サイトによると、この鉱山は奈良時代(708年)に発見されたと伝えられ、江戸時代には「隠れキリシタン」たちの潜伏場所となったこともあるという、長い歴史を持つ。

1889年以降は現在の三菱グループの創業者である岩崎家に鉱業権が渡り、1978年、その長い歴史に幕を下ろした。

そして鉱山跡や残された施設は、土木遺産や近代化産業遺産に登録され、一部は「史跡 尾去沢鉱山」としてその地の歴史を学べるテーマパークとなっている。

観光地として整備されている鉱山跡

Sahoさんが尾去沢鉱山を訪問したのは、2019年5月。ゴールデンウィーク中に東北の廃墟を見て回ろうと写真仲間と旅行を計画した際、この場所に行くことを希望したそう。

「自分は廃墟の中でも鉱山が好きなので、大規模な選鉱場が残っている事で有名な尾去沢鉱山に行きたいと話しました」(Sahoさん)

行きたかった場所に実際に足を踏み入れた日のことを、sahoさんは「日本国内の鉱山跡は解体されて更地になってしまうことが多いです。しかし尾去沢鉱山は、部分的に解体されているものの、ほぼ当時のままの姿が見れる事に少し感動しました」と振り返る。

そんな鉱山跡の選鉱場や煙道、巨大な煙突などの遺構を収めたsahoさんの「滅びた街と見紛うような写真」は、実在する風景だとは思えないほど。ツイッター上でも、

「どちゃくそかっこいい...」
「どこぞの要塞みたい」
「AIで作ったのかと思ったら現実なのホントすごい」

など、驚きの声が多く寄せられている。

約1300年に渡る、鉱山の長い歴史。身をもって体験してみたい方は、一度訪れてみてはいかがだろうか。(ライター:Met)

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