脳が思考を拒否してくる... 数学LOVERが愛用する壁掛け時計に反響→文系「無理」「泣く」

2021年9月13日(月)17時0分 Jタウンネット

「これは文系の友人に絶叫された時計」

そんな一言とともに投稿された、こちらの写真を見てほしい。

これは、ツイッターユーザーのさくら(@Sakura_E03ars)さんが2021年9月6日に投稿したもの。

高校からずっと数学が苦手だったド文系の記者は、眺めているだけで頭痛に襲われそうだ......。

時計の文字盤が、1〜12の整数ではなく「9」ばかりが用いられた数式で表されている。

平方根「√」や階乗「!」の記号まで混ざり、記者の脳は考えることを拒否してしまった。

本来は「7」の位置にある数式の右端、「.9 ̄」に至っては何を意味するのかもわからない。

時間を確認するには不便そうだが、いったいなぜこんな時計を所有しているのだろうか......?

Jタウンネット記者は9日、投稿者のさくらさんに詳しい話を聞いた。

「好きなものを詰め込んだ部屋にしたいと思い...」

自他ともに認める理系だという、さくらさん。東京理科大学(新宿区)の応用数学科を卒業し、大学の敷地内にある「数学体験館」という施設でバイトをしていたこともある。

数学愛にあふれるさくらさんが、文字盤の数式について優しく教えてくれた。

「それぞれ1〜12になるようになっています。高校を卒業されているなら、習った内容で解けると思います」
「7だけ少し難しいかもしれません。7の1番右(.9 ̄となっている箇所)は0.999...となる循環小数なのですが、これは1とイコールで結べることが証明できます」(さくらさん)

つまりこれは、数字の「9」だけを使って文字盤の1〜12を表した、芸術的な時計なのである。

さくらさんは学生時代に、この時計を通販で購入したそうだ。

「当時は高校三年生で、大学入学、更には引越しも控えていました。
引越しによって初めて自分1人の部屋が手に入る(それまでは妹と同室でした)ので、『折角だから自分の好きなものを詰め込んだ部屋にしたい』と思い、購入しました」

さくらさんの好きなものを詰め込んだ部屋に置かれた時計だったが、文系の友人からの評判は惨たんたるものだった。

「家にやってきた際に『気持ち悪い!』と言われたことを覚えています」(さくらさん)

投稿にも、文系と思しきユーザーたちから「無理」「泣く」「この恐ろしいのは何?」といった声が寄せられてる。

そんな好みの分かれる時計だが、さくらさんは現在も部屋の壁にかけて、一般的なアナログ時計と同じように時間の確認に使っているとのこと。

「こう言ってはなんですが、解けなくても文字盤の位置でどの数字かわかりますので、特に苦労はしません」

た し か に 。

どこの通販で購入したかは忘れてしまったそうだが、一部の人からのニーズが非常に高そうな逸品である。

Jタウンネット

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