コロナ禍や原因不明な不安の払拭法、ちょっとしたコツとは ~感情コンサルが語るちょっとした感情コントロールのコツ⑤~

2022年9月19日(月)20時30分 ココカラネクスト

 新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。そして、どこにもぶつけられない怒りや不満、将来への不安などの悩み、ストレスを抱える人も多いはず。

 ココカラネクストでは、経営者や会社員・主婦など多様な人の心を開く相談相手、感情コンサルメソッドの開発者である押野満里子氏に、コロナ禍のマイナス感情を上手にコントロールする方法を聞きました。

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原因が分からないことが最大のストレス

 押野氏によると、人は、原因が分からないことに対して強いストレスを感じるそうです。

「原因が分かっていれば手を打てますが、分からないとどうすることもできません。そして、マイナス感情でいっぱいになってしまう。新型コロナウイルス感染症の場合は、いつ終わるのかが分からない、先が見えないことが不安で、そのマイナス感情をストレスと感じている方が多いように思います。
まず、不安という感情は決して悪いことではありません。不安に思うことがあればそれを受け入れ、何が不安なのかを紐解いていきましょう。その原因に気づくだけでスッキリすることもあります。また、理由が分かれば行動が起こせます。」と押野氏。

これからの時代の生き抜き方

「相手=コロナのせいにするのではなく、視線を自分に向けて、自分は何がしたいのか、何が好きなのか、何を大切にしていきたいのか…。自分を見つめてみてください。これからの時代は、自分の足で立って考え行動しなければなりません。みんなが大学に行って、定年まで同じ会社で働いて、老後は保険で生きていける。誰かが何かをしてくれる時代は終わりました。不安に感じる人もいるかもしれませんが、発想を変えると、自分で選べるということであり、それはとても幸せなことです。今は選択肢も広がっていますからね。
他の人や環境のせいにしてそのままマイナスで終わるか、自分で考え行動しプラスに進んでいけるか。外と内、どちらを向くかで人生は変わります。」

 押野氏は、コロナ禍での生き方も、職場での人間関係の改善も、家庭と仕事の両立も「自分を見つめること」が共通点と話す。

 選ぶ・決めるのも行動するのも自分自身です。主導権を握ってプラスの感情で取り組んでみましょう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

押野 満里子

「感情コンサル(R)メソッド」開発者
一般社団法人感情セラピー協会代表理事
二光光学株式会社取締役(サファイアガラス加工会社)

信州長野の中小企業の跡取りとして生まれ、後継者としての苦悩を数々経験。そんなある日、得意先から突然の契約打ち切りを宣告され経営が暗転。「解決策」を求め、さまざまなセミナーに参加し、悶々とした日々を過ごす。あるとき、「感情を無視して頑張っても、成果が出ない。結果的に幸せになれない」ことを痛感し、「頑張る」とは真逆の、「感情こそ結果を出す鍵である」ことに気づき、3000回以上にわたり感情との対話を続ける。
その結果、会社を創業50年以上続く優良企業に育て上げることに成功し、「経営上のほぼすべての問題は、経営者の感情のなかにある」ことを確信。
「感情を丁寧に扱うことで、楽に、早く結果が出て幸せになる」感情コンサル(R)メソッドが誕生。その後、500人以上の経営者・社長にのべ1000件以上の感情コンサルを行い、「経営者の感情」を変えただけで「本当に結果が出る」ことを実証。評判が口コミで広がる。現在は、頑張らずに成果を出し、使命を果たしていく「感情コンサル(R)メソッド」の普及に使命と情熱を感じている。

著書:
『未来の私は笑っていますか? 一瞬で心が軽くなる感情セラピー』(ヴォイス)
『社長はメンタルが9割』(かんき出版)
一般社団法人感情セラピー協会:https://ecm.ac/

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