【TGS2024】これぞファンタジーの旅! 『メタファー:リファンタジオ』で「鎧戦車」に揺られてわかったこと

2024年10月1日(火)16時25分 マイナビニュース

2024年9月26日から9月29日に幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ 2024」(TGS2024)にて、セガ/アトラスが『メタファー:リファンタジオ』の試遊ブースを出展。10月11日に発売予定で、体験版がすでにリリースされている本作だが、TGS2024では、体験版と異なり、ダンジョン攻略を楽しめる「DUNGEON MODE:占拠された大聖堂」、ボス攻略を楽しめる「BOSS CHALLENGE MODE:大海獣・強 襲」に加え、本イベントにて初出しとなる「Journey Mode:海洋都市での遠征」の全3モードを遊べた。
リリース中の体験版で把握できた範囲の仕様も踏まえつつ、「Journey Mode:海洋都市での遠征」の試遊レポートをお届けする。
こんな旅がしたかった! 「鎧戦車」で仲間ととも過ごす時間
本モードでは、主人公一行が移動式アジト「鎧戦車」に乗って旅立つ場面からスタートする。旅の目的は、王国全土を巻き込む国王選挙に参戦し、国の王子(かつ主人公の親友)にかけられた死の呪いを解くことだ。
「鎧戦車」では、まず目的地を設定する。行き先に選べるのはダンジョンや都市、村などさまざまだが、移動することで、目的地と現在地との距離に応じた日数が経過する。
本作ではメインシナリオや一部のクエストに期限が定められており、限られた日数、昼と夜を有効活用しながら、目的を達成するシステムを採用。「ペルソナ」シリーズでいうところのカレンダーシステムをベースに進行するため、計画的な移動が重要になりそうだ。
とはいえ、遠出することで期限までの日数を無駄にしてしまう、ということはない。共に旅する仲間と交流を深めたり、自分磨きに励んだり、くつろいだり……、移動中の車内でやるべきことはたくさんある。
それぞれの行動にはメリットが用意されていて、たとえば主人公を助ける支援者や仲間と一定以上の仲(「BOND」)を深められれば、主人公や仲間は戦闘やダンジョン攻略で役立つ新たな力を得られる。「ペルソナ」シリーズでいうところの「コミュ(コープ)」システムだ。
試遊では、まず近場にいた仲間、ストロールに話しかける。ともに時間を過ごすと決めると、イベントが発生。会話中、うまく選択肢を選んだからか、「MAG」をもらえた。
「MAG」はキャラクターの強化や換金に利用できる重要なポイント。基本的にはバトルで得られるが、あるクエストを達成することで、支援者や仲間との交流でももらえるようだ。
なお、「ペルソナ」シリーズのようにキャラクターの好感度が設定されているのかどうかはわからなかった。もしかしたら、選択肢による違いは好感度ではなくMAGの有無だけ変わるといった可能性も考えられる。いずれにせよ、掛け合いから仲間の意外な一面を引き出しつつキャラクターを強化できるのは、本作の楽しい遊びの1つだ。
ほかにも、料理や洗濯、風呂など、日常の些事をこなしながら主人公のさまざまなパラメータを強化できる。このあたりも「ペルソナ」シリーズに似ているが、“旅をしながら”というのが本作ならではのポイントだろう。道中では、敵の襲撃に対応したり、風光明媚な旅スポットに寄り道したり、ファンタジー世界での旅の醍醐味を感じられるイベントが用意されていた。
往年の名作のいいとこどり? 抜群にテンポがいい進化したプレスターンバトル
約2日の道程を経て、目的地である墓所に到達。試遊時間はほとんど残されていないが、せめて1回はバトルしたい! 急いで敵を殴りに行く。
本作の戦闘は、フィールド上で敵を攻撃するアクション要素の強い「ファスト」と、コマンドバトルを仕掛ける「スクワッド」の2種類がある。格下の敵は「ファスト」だけで倒すことでき、ダンジョン攻略のテンポ向上に一役買っている。
「スクワッド」もコマンドバトルでありながら、テンポがいい。基本ルールは、弱点を突けば行動回数が増えて有利に、逆に弱点を突かれたら敵の行動回数が増えて不利になる「プレスターンバトル」。「真・女神転生」シリーズに近い、メリハリのあるシステムだ。
意外にも新鮮だったのが前列・後列の入れ替え。前列では近接攻撃の与ダメ・被ダメが上昇、後列では反対に与ダメ・被ダメが減少するのに加え、対象となる隊列が限定されているスキル(同社の「BUSIN」や「世界樹の迷宮」シリーズを思い出す)があるようだ。
RPGにおいて隊列そのものは珍しくないが、プレスターンシステムと組み合わさることで、たとえば「同じキャラクターが同一ターン内に隊列を変えて行動する」など、ややトリッキーなプレイもできそうな面白みを感じられた。
もう1つユニークに感じたのは、「戦闘開始時への巻き戻し」をターン中に行える点。直近のセーブが遠いと感じられた場合や、より良い詰み手に気付いた場合には利用してみるのもいいかもしれない。
そのほかにも、本作の要である「アーキタイプ」や、「アーキタイプ」の組み合わせによって発動できる「ジンテーゼ」など、気になる要素はたくさんあるが……。試遊では少ししか触れられなかった。このあたりは体験版、そして本編をプレイして奥深さを噛みしめたい。
なお、体験版では物語冒頭部分、4〜5時間程度のボリュームを遊べる。製品版へのセーブデータ引き継ぎも可能だ。気になる方は是非プレイしてみよう。

マイナビニュース

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