セブン-イレブンで「未知のフルーツ」販売中? 不思議な「キラスピカの実」食べてみた

2023年10月10日(火)17時36分 Jタウンネット

2023年秋、Jタウンネット記者はX上でとんでもない「噂」を目にした。

なんでも、まだ世の中には知られていない「空想のような果実」が、セブン-イレブンで買えるという。

その果実の名は──「キラスピカ」だ。

この謎の果実を販売しているのは、飴やグミでおなじみのカンロ(東京都新宿区)。「キラスピカの実」という商品として開発を行っているのは、社内組織「空想果実ラボ」だという。

「キラスピカ」とはどんな果実なのか。「空想果実ラボ」とは何なのか。

気になって仕方がないJタウンネット記者は10月6日、「キラスピカの実」の開発担当者とコンタクトを取ることに成功した。

入手困難な稀少フルーツ?

取材に応じた開発担当者によると、「空想果実ラボ」は世界各地で発見・採取された空想のような果実——通称"空想果実"の探索および研究を目的とした組織だ。

同ラボに所属する研究員たちによって日々"空想果実"の謎の解明が進められており、探索・研究したそれらの情報を公式Xアカウント(@kusokajitsu_lab)やブランドサイトを通じて公表しているという。

そうした研究の末に商品化までに至った最初の果実が、「キラスピカの実」なのだ。

ブランドサイト上では、「キラスピカ」について現在判明している情報も公開されている。以下がその一例だ。

「冬はマイナス50度を下回るブルーナイフという山岳地域でのみ、生息が確認されている」
「冬至近くの満月の夜になると果実が爆発。実の欠片が秒速300メートルで飛散し、直撃すると命を落とすこともあるため、入手は非常に困難」

なんとも物騒なフルーツのようだが、これを加工した「キラスピカの実」は、開発担当者によると「神秘的な甘みとやや酸味のある味わい」だという。

開発担当者の話を聞いている内に、いよいよ実物を食べてみたくなった。

というわけで、編集部は会社最寄りのセブンで「キラスピカの実」を入手。さっそく食べてみることにした。

実際に食べてみた!

1粒1粒は複雑な黄緑色。細かい粉がかかっていて、口に入れてすぐは表面がややザラついている。

噛んでみると、外側はやや硬めで弾力のある食感だが、内側には柔らかい中身が隠れていることがわかる。みかんの薄皮とつぶつぶのような関係なのだろうか? ちなみに、キラスピカの実の中身は、ペーストとゲルの中間のような感じで、外側と一緒に噛むとクニッと逃げる。

その後、口の中に広がるのは、ソーダのような爽やかさと、サクランボのような甘酸っぱさ、そしてほんのりとした辛味のような刺激。舌がちょっぴり熱くなり、ヒリヒリするような感覚だ。たしかに、今までに食べたことがないような風味である。

他のJタウンネット編集部員にも食べてもらったところ

記者N「不思議な甘さ。栄養ドリンクっぽい味」
記者I「リンゴっぽい味。食べると舌が少しビリビリする感じがある」
記者K「エナジードリンクみたいな味」
記者O「いい匂いの芳香剤っぽさのある味」

と様々な意見が。ただ、記者を含め「美味しい」という感想は共通していた。

「キラスピカの実は空想果実シリーズの「No.00001」。今後も、見たことの無いフルーツが登場するのだろうか?

記者の問いに、開発担当者は次のように答えた。

「今後は、続編となる空想果実の探索・研究を続けることに加え、参加型の企画なども検討し、わくわくする体験を届けていきたいと考えております」(開発担当者)

「空想果実ラボ」のこれからの研究に、要注目だ。

Jタウンネット

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