極厚3.5cmのとんかつが超スピードで出てくる! 中野『幸運豚人』で最高の豚肉体験をしてきた

2022年10月13日(木)10時51分 食楽web


中野にある『幸運豚人(Tsui-teru!Porkman)』の「極厚レアカツ」(肉250g)1100円 | 食楽web

 中野駅北口付近から、早稲田通りに向かって、北に伸びる細長い商店街・ふれあいロード。この通り沿いと枝分かれしたエリアには無数の飲食店が軒をつらね、特に小型店舗の多彩さは中央線沿線イチと言われています。新出店・閉店の代謝も激しく、各店とも味・価格によって熾烈な顧客獲得争いをしていることもよく伝わってくるエリアです。

 このふれあいロード沿いに2017年にオープンしたのが『幸運豚人(Tsui-teru!Porkman)』(以下、『幸運豚人』)という、豚肉の低温調理に特化させたお店です。「豚肉の低温調理」とはあまり聞き慣れませんが、事前に調べたところによると、同店が独自に考案した調理法で、まず1時間ほど豚肉を75度の火入れし、さらに温度を55度に下げて数時間調理したものだそう。この丁寧な仕込みにより、豚肉の旨みを存分に引き上げることに加え、オーダー時には分厚い豚肉でも素早くサーブできる合理性があるのだそうです。

 これは気になる! というわけで今回はこの『幸運豚人』でランチをいただくことにしました。

「低温調理 極厚レアカツ」「低温調理 極厚トンテキ」をダブルでオーダー


『幸運豚人』のランチメニュー

 目当てはもちろん「低温調理 極厚レアカツ」。肉250gで1100円、肉150gで850円ですが、ここはもちろん250gをオーダー。ご飯とスープはお代わり無料でこの価格は嬉しいですが、ふとメニューを見ると、これまた気になるものが……。

「低温調理 極厚トンテキ」というもので、『幸運豚人』ではナンバーワンの人気を誇るものだそうです。こちらは肉300gで1100円、肉150gで850円ですが、結構お腹が空いていてバカ食いしたかったこともあり、「低温調理 極厚トンテキ」も同時にオーダーしました。


調理の様子

 オーダーすると、低温調理の仕込みが済んでいるとおぼしき豚肉がバットから取り出され、「低温調理 極厚レアカツ」「低温調理 極厚トンテキ」ともに素早く調理されていきます。香ばしい香りが漂ってきました。

オーダーからわずか数分!手品の様な早業でサーブされた「低温調理 極厚レアカツ」


着丼した「低温調理 極厚レアカツ」

 通常、とんかつは油で揚げるので、じっくり火入れしなければいけないため調理には相応の時間がかかります。「低温調理 極レアカツ」のように、分厚さを売りにしたものなら早くて10分、普通なら15分以上はかかるものです。しかし、「低温調理 極レアカツ」はオーダーからたった数分でサーブされました。

 しかも、どこからどう見ても揚げたてのとんかつ。さきほど厨房を覗いて実際に揚げているところも見ています。まるで手品のように思いましたが、これも事前に丁寧に仕込んだ「低温調理」がなせる業なのだそう。


その厚さ約3〜3.5cm

 さっそくいただいてみると、プリプリとした柔らかいロース肉の繊維の間に、ジューシーな肉汁があふれんばかりに滲み出ており、これがもう絶品。綺麗な油でカラッと揚げられた衣との相性も抜群で、塩でいただいたり、特製タレでいただいたりと、味変を楽しみながらいただきました。


白いご飯がどんどん進む

 また、特筆すべきはご飯。ふっくらと炊き上がり、一粒一粒がきちんと立ったお米は、絶品の豚肉と相性が抜群で、これまた美味。何杯でもいただけそうな味でした。

濃厚なシャリアピンソースと豚肉の旨みが堪らない!「低温調理 極厚トンテキ」


着丼した「低温調理 極厚トンテキ」

「低温調理 極レアカツ」をいただいていると、続いて「低温調理 極厚トンテキ」もサーブされました。濃厚なシャリアピンソースににんにくチップが添えられたもので、かなり食欲をそそる、香ばしい香りが漂います。こちらも「厚さ」が強烈ですが、使われているのは程よい赤身感を感じられる肩ロース。より肉々しい味わいを楽しめました。


こってりしたシャリアピンソースと合わせていただく肩ロースの極厚肉

 こちらもまたご飯が次々と進む味わいで、「低温調理」による肉の旨みに加え、お店独自のシャリアピンソースとの融合で、他店では味わえないものだとも思いました。さすが『幸運豚人』のナンバーワンメニュー。リピートでオーダーしたくなる絶品の味でした。

昼はボリュームランチ、夜は「豚バル」としてビストロ風の野菜巻なども提供


お店外観

「低温調理 極厚レアカツ」「低温調理 極厚トンテキ」とも、かなり美味しく、あっという間にお腹いっぱいになりましたが、この味・量にして850〜1100円というコストパフォーマンスの良さは実にありがたいです。昨今、ラーメン1杯でも千円近くするものを見ても驚かなくなったことを考えれば、これだけ美味しい「低温調理」の豚肉料理をこの価格帯でいただける点にも注目していただきたいと思います。最後にお店の方に話を聞いてみました。

「ご賞味いただいたのはランチメニューです。ランチはボリュームのある定食を心がけ、夜は『豚バル』としてビストロ風の野菜串巻などもご提供しています。ボリューム感のある豚肉料理をガッツリお召し上がりたい方にはオススメですよ。低温調理により、しっとり柔らかく仕上げたボリュームランチをぜひお召し上がりください」(『幸運豚人』スタッフ)

(撮影・文◎松田義人)

●SHOP DATA

店名:幸運豚人(Tsui-teru!Porkman)

住:東京都中野区中野5-50-5 ウインドウビル1階
TEL:03-6875-0536
営:ランチ11:30〜16:00、ディナー16:00〜23:00(木曜、金曜、土曜、日曜のみ ※木曜、日曜L.O. 22:00/金曜、土曜L.O. 23:00)
休:なし

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