ケニアでの新聞・雑誌の売れ行きは? / カンバ通信:第333回

2023年10月16日(月)6時0分 ロケットニュース24

ジャンボ! 今回はリクエストボックスに届いた読者からの質問に答えたいと思う。

「ケニアの新聞雑誌事情について知りたいです。日本はスマホの普及とともに新聞・雑誌が売れにくくなりましたが、ケニアではどうなのでしょう?

・人気の新聞や雑誌、どんな物(記事)が人気があるのか?

・雑誌は日本のように男性誌、女性誌があるのか?

・部族によって○○族は○○新聞、とかあるのか?

(中略)

・日本のように喫茶店や床屋など、無料で読める所はあるのか?

・日本では若者のグラビアとかありますが、そういうお色気みたいなものも載っているのか?」

うん、なるほど、答えられる範囲で答えよう!

・新聞

まず、ケニアには6種類の新聞が売られていて、多くの人が好んで購入している。部族の新聞、てのは聞いたことがない。

また、個人的な感想だけど、ケニアにおいては「スマホの普及で売れにくくなった」……という印象はないな。

んで、この6紙の中で、最も人気なのが「デイリーネーション(DAILY NATION)」という新聞だ。

内容はケニアの政治ネタが多く、ケニアの政治家なら100%の確率で読んでいるかと思われる。

ビジネスマンはビジネス系のネタばかり載っている新聞を読んでいる。それぞれの新聞、特徴がある。

だが、そんな6つの新聞社を脅かす存在もある。ほかでもない「政府からの無料新聞」の存在だ。

この無料新聞は、ニュースの詳細を伝えるものではなく、速報をはじめ、政治、エンタメ、ライフスタイル、世界情勢など、ほんの少しの情報だけを伝える新聞になっている。

わかりやすく言えば「世の中の流れが “だいたいわかる” 新聞」てな感じかな。

この無料新聞は1時間だけ配布されていて、朝7時か8時までの間、新聞を配る人が道路に立っている。

・雑誌
一方、もちろん雑誌も売られている。いろんな雑誌があるけど、質問は「無料で読める場所」だな。あるよ、ある。

ケニアにおいて、無料で雑誌が読める場所といえば、ずばり理髪店だな。理髪店=雑誌を読むところ、みたいな。

んで、雑誌を読みながら自分の順番を待つ……てな感じだな。

あと、ケニアには「男性誌」や「女性誌」みたいな棲み分けは、ない。男女ともに読める雑誌しかないと思う。

最後に「お色気雑誌」だが、理髪店で、お色気系の素敵な写真が掲載された雑誌を読んだことはあるけど「お色気専門誌」は見たことないなぁ。

もしかしたらあるのかもしれないけれど、オレは知らない。マジメだから(笑) では、クワヘリ!

執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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