【10/16より開始! 観光DXで地域活性】コミュニティ通貨「まちのコイン」の観光デジタルスタンプラリーが鳥取県智頭町にて

2023年10月20日(金)9時0分 ソトコト


「まちのコイン」導入2周年を記念して、「秋の智頭めぐりデジタルスタンプラリー」を2023年10月16日〜11月30日の期間で実施します。総面積の90%以上が森に囲まれ山あいの集落の文化や、かつての宿場町の名残が残る智頭のまちをデジタルスタンプラリーでめぐり、秋のお出かけシーズンに自然や歴史に触れる体験を楽しめます。


智頭町では溪谷や歴史的建造物など地域資源が離れて点在していることから、訪問客が周遊観光に至らない課題がありました。本スタンプラリーで訪問客による域内の回遊性を高めることで、智頭の地域ならではの魅力に触れたり、地域の人と交流したりする機会を増やすきっかけをつくり、智頭のまちに愛着を持つファンの創出を狙いとしています。また、アフターコロナの観光需要の高まりによる、主要観光地にみられるオーバーツーリズム対策としても、本スタンプラリーを活用することで観光客を分散し、混雑回避に貢献できることを期待しています。


スマホ片手に気軽に参加!智頭のまちをめぐり森のめぐみに触れるデジタルスタンプラリー


本スタンプラリーでは、3つのコースを巡りながら智頭町の自然や歴史などの魅力をディープに楽しむことができます。スマートフォンの「まちのコイン」アプリ上で、各スポットに設置されているQRコードを読み取ると、スタンプが付与される仕組みです。さらに、スタンプラリーを達成すると「てご」(智頭町の通貨名)がもらえ、智頭の特産品が当たる「てごガチャ」をひくことができ、お土産を獲得できます。



〈鳥取県智頭町について〉


智頭町は鳥取県東部、岡山県北部に隣接する町面積の93%が森に囲まれた杉の町です。古くから街道が交差する要衝で、参勤交代の宿場町として、明治以降は林業の町として栄えました。西日本有数の渓谷や山村の原風景に加え、「石谷家住宅」のようなかつての宿場町の名残が感じられる懐かしい町並みが今も残り、豊かな自然と歴史、そこで生きてきた人々の暮らしが感じられるまちです。主に近隣の岡山県や兵庫県などから、自然や歴史を楽しみに観光客が訪れています。人口6千人程の小規模都市ですが、自然を活かして「森林セラピー」ができる地として、森の空間と人々のつながりを大切にしたまちづくりをしています。また、小さな村が集合する智頭町では、2015年に「おせっかい宣言」をし、古き良き”お節介”文化を大切にして町内に住む人同士はもちろん、町外から訪れる人との交流を大切にしています。


智頭町で楽しめる3つのデジタルスタンプラリーコース詳細


智頭地区コース


智頭町の中心街であり、宿場町として栄えた面影や、大正から昭和初期の懐かしい雰囲気の町並みが今も残る智頭地区を巡るコース。国の重要文化財にも指定されている歴史ある和風建築の石谷家住宅を起点に、レトロな雰囲気の残る商店街や、智頭産の木材を多く使った木の温もりが感じられる図書館など、全20のスポットの中からチェックインしてスタンプを集めていきます。6箇所以上のスタンプを集めると1,000でごをゲットできます。




▲智頭宿の風景



▲智頭図書館(観光客など町民以外も施設や本貸し出しが利用できる)




▲商店街のスポット例


細かすぎて伝わらない石谷家住宅クイズラリーコース


歴史ある和風の木造建築や美しい日本庭園が人気の観光スポットである「石谷家住宅」にて、その魅力をもっとディープに楽しめるクイズラリーです。邸宅内に設置されたQRコードを読み取り、「ハート型の障子は何を表している?」など、6つのクイズにチャレンジしていきます。クイズに答えると、各スポットの見どころ情報が表示され、江戸時代から300年以上続いてきた商家のお屋敷の中に施された意匠について手軽に知ることできます。
本クイズラリーは「邸宅と美しい庭園を眺めて癒されるだけじゃもったいない。歴史ある和風建築に込められた匠のこだわりを知って楽しんでもらいたい!」という「石谷家住宅」愛が深い館長が監修。愛が深すぎるが故に、「そんなところにも?!」という細かすぎるクイズも出題されていますが、困ったらガイドの人に話しかけてヒントをもらえます。


〈石谷家住宅とは〉


林業で財を成した石谷家が、全国から銘木と職人を集め、10年かけて建てられた他では類を見ない豪華な屋敷。3,000坪という広大な敷地の中に部屋数が40以上ある邸宅、7棟の蔵、重厚な大門、そして美しい日本庭園を有し、江戸〜昭和という長い歴史の重なりを表現した貴重な和風建築として国の重要文化財に指定されています。入り口をくぐると高さ14mの吹き抜けの土間が広がり、巨大な梁組みと太い柱が建物の風格を際立たせています。





〈山形地区コース〉


溪谷の近くに広がる自然豊かな「みたき園」とレトロな木造校舎がある「旧山形小学校」を巡るコース。5つのチェックインスポットでスタンプを集めると1,000てごがもらえます。「みたき園」では、川のせせらぎの音をききながら広大な園内を散歩して季節を感じたり、茅葺き屋根の古民家で山里の恵みを味わうことができます。「旧山形小学校」は、奥行81m、幅10mの一直線の廊下や木の温もりが感じられる教室が、80年前に建てられた当時のままの姿で今も残り、ノスタルジックな雰囲気や写真撮影を楽しむことができます。空き教室内にて出店している、智頭杉を使った木育を促すクラフトを販売するショップもスタンプラリースポットです。




▲みたき園




▲旧山形小学校


スタンプラリークリアで、智頭の魅力が感じれるお土産が当たる「てごガチャ」に挑戦!


各コースのスタンプラリーをクリアするとそれぞれ1,000てごを獲得することができます。獲得したてごを使って、智頭町観光協会にて、智頭町の特産品が当たる「てごガチャ」にチャレンジすることができます。景品には、智頭杉などを使った木のストローやエアフレッシュナー(木の芳香剤)をはじめとする木工製品や、集落の女性たちが智頭の味を伝えるべく、昔から山の恵みとして愛されてきた栃の実を使った「五月田栃ようかん」などが揃っています。智頭の森の恵みから生まれたお土産を旅の思い出として持ち帰ることができます。さらに、智頭町で使える地域通貨「杉小判」が当たることも。「杉小判」を使って観光協会に併設されているショップで好きなお土産を買ったり、智頭町内の別のお店で使えます。




【景品例】


  ・五月田栃ようかん
  ・木のストロー 
  ・森の動物エアフレッシュナー
  ・智頭の木工製品
  ・まちのコインエコバック
  ・杉小判3,000円分 
  ・杉小判1,000円分
  ・木のお箸と智頭ポストカードセット


【景品引き換え場所】


智頭観光案内所 暮らし屋(鳥取県八頭郡智頭町智頭2067-1)


参考資料 
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コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」の利用方法と特長



「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、2023年9月時点で福岡県八女市など現在23の地域で活用されています(※)。
鎌倉に本社を置く当社は、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信しています。「まちの
イン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。


※2023年9月現在、神奈川県小田原市・鎌倉市・厚木市・日吉エリア、たまプラーザ地区、相模原市、東京都下北沢エリア、秋葉原エリア、池袋エリア、渋谷区、長野県上田市・小諸市、大阪府八尾市、京都府丹後エリア、滋賀県、香川県多度津町、高知県高知市、岡山県新庄村、鳥取県智頭町、福岡県八女市、田川市、沖縄県石垣市、新潟県燕三条エリアの23地域で導入中、東京都大塚エリア、長野県佐久市は終了。


【仕組み】


「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介して、ユーザーがポイントを獲得、利用できます。ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができます。
*法定通貨に換金することはできません。90日で利用できなくなります。


【特長】


1.まちの個性や課題に合わせた体験設計



少子高齢化や自然環境の保護、移住関係人口の促進やまちの賑わい創出など。そのまちの個性や課題に合わせて、コインを獲得したり利用したりする体験チケットを考え、設定することができます。例えば、海の環境を守りたいまちでは「ビーチクリーンに参加する体験」を提供するなどです。


2.地域内外の人をつなげ、関係人口創出に寄与


地域以外の人でも利用可能です。地域内外の人が一緒に地域活動に参加したり、地域外の人が地元のお店を利用したりすることで、関係人口の創出にも繋がります。


3.ゲーム感覚でSDGsの自分ごと化を促進



参加頻度でボーナスポイントが付与されたり、ポイントが増えるとレベルアップしたりと、ゲームのように楽しみながら、自然と地域活動に参加する機会を創出します。後からまちのコインの「活動履歴」をみることで、自分の行動がどのSDGsのゴールにつながっているか振り返ることもでき、SDGsの自分ごともつながります。


4.経済活動の活性化


「まちのコイン」は地域のお店など「スポット」にユーザーが訪問してつかうサービスです。「お金で買えないうれしい体験」を通して、店主とユーザーとの距離が縮まり、常連やファンにつながるという効果の他、来店機会が増えることで法定通貨の消費行動自体も促し、結果として経済効果が期待できます。


5.持続可能な仕組み


IT時代・スマホ時代の電子通貨なので、以前からある紙の地域通貨よりも比較的低コストでの運営が可能です。また、法定通貨への換金性がないため、原資も不要です。コインには有効期限が定められており、一定期間使わないでいると回収され、再度まちの中に再配布され循環する仕組みも、持続可能な運営につながる大きな特長のひとつです。


︎株式会社カヤック

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