少年6人同時目撃「リトルブルーマン」の正体! 雷と共に出現、異次元の“亀裂”…

2022年10月20日(木)11時30分 tocana

 英国イングランド東部・ベッドフォーシャー州ではさまざまな怪異が伝承されている。交差点に出現する「首折れブラックトム」、蒸留所に表れる老人の霊「キングスアームズの霊」、教会裏側を這いずり回る男の霊、霊現象が多発する「ベッドフォード病院」、壁を通り抜ける「幽霊の修道女」、またホラー映画のみならずリアル幽霊まで観られる「ニューナム修道院」などがある。


 歴史ある土地だけに様々な事例と逸話が残っているが、いわゆる「未確認動物:UMA(cryptid)」の報告もある。英国といえば「妖精」も有名であるが、近年の研究では妖精が異星人である可能性も指摘されている。インターネットが発達した今、新たな怪異が発見されるかもしれない。以下、関連記事を紹介する。


※ こちらの記事は2021年10月29日の記事を再掲しています。


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 かつてイギリスで、「リトルブルーマン」と呼ばれる謎の男が目撃された。6人の少年が目撃した不思議な存在は、地元では現在でも語り継がれているという。


■学校帰りに現れたリトルブルーマン


 1967年1月28日、イングランド東部ののどかで自然豊かな町ベッドフォードシャー。その日、空は曇っていて時折雨がちらつくような悪天候であったが、学校帰りの男の子6人はいつものように近くの空き地で遊んでいた。すると、少年たちの近くで雷が落ちた。落雷の音に驚いた彼らだったが、その直後、人間とは思えぬ謎の存在と遭遇することとなる。


 目撃者の一人アレックス・バトラーさん(当時10歳)によると、雷が落ちてすぐ、20ヤード(約18m)ほど離れた藪の中に一人の“青い男”が現れたという。それは身長3フィート(約0.9m)ほどで、二つの丸い目を持ち、鼻の場所には小さく平らな三角形が付いていた。特徴的なのは青いヒゲで、胸のあたりまで伸びて左右に分かれていたという。男はつばのない、丸みを帯びた山高帽のような帽子をかぶり、青いつなぎのような服を着て、正面に15cm四方の黒い箱がついたベルトを締めていたそうだ。


 アレックス少年は驚き、急いで仲間を呼んだ。だが彼らが青い男の方へ向かって駆け出したところ、その姿は煙のように消えてしまったという。男が立っていた場所には何の痕跡もなく、興奮した少年たちは探し出して捕まえようと盛り上がった。


 もう一度、周囲を見回すと、やはり18mほど離れた場所に先ほどの青い男が立っているのを見つけた。少年たちが近づくと、男はやはり空気に溶けるように消え、また別の場所に現れた。少年たちが駆けつけるとまた消えた。続けざまの失敗に、少年たちは草むらに隠れて男の背後から迫ることを決めた。



 4度目に現れた時、茂みに隠れていた少年たちは不思議な声を聞いた。それは外国語のような響きを持ち、明らかに男は誰かと話をしているようだった。話相手は確認できなかったが、少年たちは警戒を強め、男を取り囲むように静かに近づいていった。だが男はまたも霧の中に消えてしまい、その後二度と現れることはなかった。


■リトルブルーマンの正体は?


 少年たちが目撃したリトルブルーマンとは何者だったのだろうか? 地元メディア「Dunstable Today」の記事によると、一部では伝承に語られる土の精霊「ノーム」ではないかと考えられているようだ。ノームは身長120cmほどの長いヒゲを生やした老人の姿をしており、派手な服や三角帽子をかぶっているとされており、確かに少年たちの目撃した男との共通点は多い。


 この話を紹介した「Mysterious Universe」の記事では、男が現れる前の落雷に注目している。雷には別の次元との間に亀裂を作る力があり、平行世界の存在が我々の世界に訪れることもあるという。リトルブルーマンも雷によって現れた異次元の存在である可能性があるというのだ。また、もちろんエイリアンの可能性も指摘されている。


 まるで童話のような、やんちゃな少年たちと奇妙なかっこうをした青い男の遭遇譚。青い男の正体は精霊か、異次元の存在か、はたまたエイリアンなのか? 謎だけが今も残っている。


参考:「Dunstable Today」「Mysterious Universe」ほか

tocana

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