旧友の結婚式でご祝儀5万円包んだ女性 自身の式では「ご祝儀どころかプレゼントもなし」で絶縁

2023年10月27日(金)22時55分 キャリコネニュース

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おめでたいはずの結婚や出産をきっかけに、親しかった人との縁が切れることもある。関西在住の30代女性は5年ほど前、自身の結婚がきっかけで学生時代の友人と絶縁したという。


元をたどれば10年前、友人が結婚した20代の頃に、女性は惜しみなくお祝いをしていた。


「親同士の付き合いもあったので、私と親両方からご祝儀を出しました。私は結婚式に出席して5万円のご祝儀と1万円分のギフトを贈り、披露宴では余興もしました。親は式には出ていませんが、ご祝儀で2万円ほど包んでいます」


ところが、「その後からあれ?と思うような友人の言動が増えてきました」と語る。何があったのか、編集部では女性に直接話を聞いた。


身勝手な約束日の指定、出産祝いに返事なし



その友人は同級生で、「学生時代、一緒に海外で暮らしていたこともあり、特別な存在でした。その関係で親同士も面識があり、よくお互いの家に泊まったりもしていました」と振り返る。


かなり親しい間柄だったが、友人が妊娠を機に仕事を辞めると、会社員の女性とはズレが生じるようになった。


「友人は私に会いたいと連絡はしてくるのですが、指定されるのはいつも平日のランチタイム数時間程度でした。私に有休を取れと言わんばかりです。彼女が妊娠中だったので向こうの生活圏に行くことになりそうでしたが、そこは職場からは遠いので半休というわけにもいかず……。有休は取りやすいほうでしたが、自分を蔑ろにしていることを感じる相手との数時間のために1日を無駄にしたくないというのがと本音でした」


結局、友人の出産前に一度、共通の友人と夕食をともにしたが「それっきり一度も会っていません」と語る。さらに女性がモヤっとしたのは、「出産祝い」を贈った後のことだ。


「第一子のとき現金1万円を送りました。ですが内祝い(お返しの品)はもちろん、お礼の連絡すらもありません。LINEのアイコンが変わって2人目ができたのは気づきましたが、報告もなしだったのと第一子のときにお礼もなかったので何もしませんでした。ちなみに第一子すら一度も会ってないです」


冷え切った関係になって行った二人。絶縁の決定打は、女性が結婚したときだった。


「お祝いする!」と言っていた友人だったが……


それから少しずつ距離ができていた数年後、30代に入り女性も結婚することになった。


「LINEで報告すると友人はすごく喜んでくれて『お祝いする!』と言い、新生活に欲しいものを聞いてくれました。でも結局その後、御祝儀どころかプレゼントもなしでした」


犬好きの女性は新生活に欲しいものを聞かれて「犬モチーフのプチギフト系のなにか」と伝えていた。友人も女性の趣味を知っていて、昔は誕生日プレゼントにもよく犬モチーフのものをくれていたという。ところが、


「そこから返信がなくなりました。あまり生活に余裕がないことは知っていたのでお祝いすると言ってくれたとき断ったのですが『それでも!』と言うのでリクエストを伝えたら、既読スルーのままでした。無視するくらいなら言わなければいいのにと思ったのを覚えてます」


親には、さすがにしばらく何も言えませんでした


お互いの親が付き合いのある仲だったことも、遺憾な状況に拍車をかけた。


「礼儀的なことをきっちりする向こうの親御さんからも、お祝いの連絡はなかったです。あぁこの子はうちの親には祝ってもらったくせに、自分の親へは伝えもしないんだなと思って縁を切りました。式をやるころには疎遠になっていたので結婚式には招待していません」


自身の親には「さすがにしばらく言えませんでした」と苦い思いを吐露している。


その後は、共通の友人たちに「もう連絡取りたくないから集まりがあっても誘わないでほしい」と伝え、徹底して相手を拒絶。「そもそも向こうの育児やこちらの結婚で環境が変わったことで自然消滅に近いかもしれません」と冷静に語った。


最後に元友人に伝えたい思いを聞くと、寂しげにこう打ち明けている。


「私がご祝儀もらえないからって怒るタイプではなく、プレゼントも値段じゃなくて手紙とか、なんなら会う時間作ってくれるだけでも喜ぶことくらい長い付き合いでわかってると思う」
「それすらしてもらえないってことは、私はもうあなたの人生にはいらない人になってたんだろうね。青春時代を一緒に過ごした大切な友だちだったからこそ一番喜んでほしかったな」

キャリコネニュース

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