デカいからあげと餃子で大満足!『唐揚と餃子の忠吉』で幸福度MAXの最強定食を食べてきた

2022年10月29日(土)10時47分 食楽web


『唐揚と餃子の忠吉』の「唐餃定食」 | 食楽web

 美味しいからあげとの出会いはいつも偶然から始まる——

 謎に詩的な表現を用いてしまいましたが、これはまんざらウソではありません。たまたま入ったお店で美味なるからあげに出会えるというのはかなり幸運ですが、年々その確率が高まっていると筆者は感じています。むしろ美味しくないからあげに出くわす確率が下がっている印象。

 理由はさまざまあるでしょうが、個人経営のお店から大手飲食チェーンに至るまで、からあげに力を入れる店が増えた結果、競争が激しくなり、全体的にレベルアップしているのが大きいと思います。なので街歩きの最中に「これは!」と思ったお店にからあげがあれば、すぐ味わってみるのがオススメ。今回ご紹介するのも、そうして偶然見つけたお店です。

 都営大江戸線・西新宿五丁目駅の地上出口を出て、都道14号沿いでランチを食べられるお店を探していた筆者。突然、目に飛び込んできたのは「絶品唐揚げ」と書かれたのぼり。


のぼりの位置から脇道に入って数メートルにある『唐揚と餃子の忠吉』。昼は定食屋、夜は居酒屋になります。からあげをお酒のアテに楽しむのもいいですね

 これを見てしまった以上、もう後には引けません。ほかのお店には目もくれずに飛び込んだのは『唐揚と餃子の忠吉』。ここのからあげがめちゃくちゃ旨かった! 偶然見つけたお店で大当たり! 思わず取材を申し込んでしまったのでした。

1個50gほどもあるショウガの風味が絶妙のビッグからあげに悶絶


「唐餃定食」はビッグなからあげ4個と餃子が3個。ご飯、味噌汁、お新香付き

 店名の通り、からあげと餃子がメインのお店で、夜は居酒屋さんになります。ランチでいただいたのは910円の「唐餃定食」(からあげ4個+餃子3個)。からあげをメインに餃子も味わえる定食です。


からあげは4個ですが1個50〜60gほどもあり、食べごたえ十分

 人によっては「からあげが4個だと少ないなあ…」と思うかもしれませんが、心配ご無用。こちらのからあげ、1個およそ50〜60gほどもあるビッグサイズです。箸でつまみ上げてみればかなりの重さ。まさに“少数なれども精鋭なり”。食べごたえバツグンなのです。


箸で持ち上げるとそのズッシリとした重さが伝わってきます

 サックリした軽やかな歯ざわりの衣を突破すると、やや強めのショウガの風味が電撃的に攻めてきます。そして間髪入れずに肉の旨みがガツンと迫ります。筆者はこの最初のひと口でやられてしまいました。旨い! 旨すぎる! ショウガが実にいい仕事をしています。

 しかもそこに衣の香ばしい風味がなじんでいって、三位一体の美味しさ。肉もふっくらとしています。聞けば、ショウガを利かせた自家製の漬けダレに丸1日じっくりと漬け込んで、さらに2度揚げしているとのこと。この肉のやわらかさと衣の軽やかな食感の秘密はそのあたりにあるんですね。


肉汁もじんわり。肉の旨みとショウガの味がしっかり溶け込んでいます

 肉汁に溶け込んだ旨みには甘みすら感じてしまうほどです。その肉汁も舌にやさしく触れてくるよう。母性愛すら感じてしまう美味しさのからあげです。1個食べ終えたときの満足感はハンパなく、それがあと3個も残っているという幸福感。


餃子は何もつけなくても十分美味しい!

 さて、からあげのことばかり書いてきましたが、「唐餃定食」のもう一つの主役、餃子もめちゃくちゃ美味しいです。やや小ぶりですが、あんにしっかり味がついており、何も付けずに食べても美味。餃子もガッツリ食べたいという人には、餃子6個+からあげ2個の「餃唐定食」(910円)もありますよ。

●SHOP INFO

店名:唐揚と餃子の忠吉

住:東京都渋谷区本町3-8-10 2号室
TEL:03-6276-7779
営:11:00〜翌0:00(料理23:30LO、ドリンク23:30LO)
休:無休

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。

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