「いつも上司に奢られちゃう私。たまにはご馳走してお返ししたいけど、それって失礼なんですか?」【自己防衛おじさんのお悩み相談室】
2022年10月30日(日)17時0分 Jタウンネット
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで——。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回お悩みを相談するのは、会社員のUさん(埼玉県・30代女性)。
職場の上司と外食するといつも奢られてばかり。たまには自分がご馳走したいと思っているのだが、なかなかできず、悩んでいる。
読者のお悩み
外食したときに上司に奢ってもらってばかりいるので、たまには自分が御馳走したいと思っています。ですが、私が払うと言ってもいつも「今日は自分が奢るから」などと言われてしまい、なかなか実行できません。何か良い方法はないのかとネットで検索してみると、上司に奢るのは失礼だという記事も見つかりました。
失礼になるのであればやめたほうがいいのかなとも思うのですが、失礼にならずに上司にうまく御馳走する方法があったら教えてもらいたいです。
Uさん(埼玉県・30代女性)
自己防衛おじさんはUさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
「奢る」「奢られる」以外にも方法はある
自己防衛おじさんの回答
仏教の教えの中に「心施」(しんせ)という言葉があります。心で施す、つまり心のお布施ということ。お布施というと金銭のイメージがありますが、人に親切にすることも「お布施」の一種。
お金を払う、ご馳走するといった物質的に施すこと以外でも、「ありがたい」と心から想うだけで何事においても気持ちは伝わるものです。
しかしそれでもご自身の気が収まらないのであれば、「奢る」「奢られる」という概念にとらわれず、スマートに日頃の感謝を伝える方法もあると思います。
たとえば、ご自身が旅行に行った時、いつもお世話になっているその上司にだけ、少し特別なお土産を買っていったり、現金ではなくカフェで使えるドリンクチケットをお返しにプレゼントしたり......。
基本的には、年下に奢ってもらう気の無い人に対して年下が無理やり御馳走しようとすることは、不協和音を生む可能性があるのでオススメ出来ません。遠慮せずにお言葉に甘えるのも処世術のひとつ。
自分はその上司からすると「奢ってあげたくなる存在なんだな」と認識すれば、食事中のマナーはもちろん、日頃からの所作や言葉遣いにも気を使うようになるのではないでしょうか?
それに、あなたはその上司に「どんな振る舞いをするのか」ということを試されている可能性も。
絶妙な立場にいるかもしれないご自身への心象を悪くしないよう、スマートかつエレガントに自己防衛です。
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