「ケチが多い」都道府県といえば? 3位「京都」2位「愛知」、1位はやっぱり...

2019年11月8日(金)6時0分 Jタウンネット

なにかとネガティブな印象が強い「ケチ」。


読者の皆様がケチと聞いてまず真っ先に思い浮かべる都道府県といえば、どこだろうか。


これまでに出会ったケチな人を思い出し、その出身地を挙げる人もいるかもしれない。はたまた、旅先での経験からケチのイメージを作り上げているだろうか。


Jタウンネットでは2019年9月19日〜11月6日の期間、「ケチが多い都道府県といえば、どこ?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:3546票)。


はたして、晴れて(?)1位に輝いた「ケチな都道府県」はどこだろう——。


もはや他の追随を許さない存在感


さて、上の図表を見ても明らかなように堂々1位は大阪府だった。


全体の3割強を占める1118票を獲得し、2位の愛知県(466票)にダブルスコア以上の差をつける圧倒的な結果だ。かねてより、ネット上などで「大阪人はケチ」と言われていることもあってか、イメージ通りの他の追随を許さない存在感を見せつけた。


次いで、京都府(421票)、東京都(214票)、香川県(130票)と続き、トップ5にランクインしている。「うどん県」とも知られる香川県が食い込んでいるのは、少々意外な印象を受ける。


トップ5にランクインした地域について、改めてツイッターの声を紹介しよう。納得できるところはあるだろうか。


「大阪人はケチの塊」
「地元民には申し訳ないけど、愛知県民は大阪人よりもケチだと思います」
「ケチ、いけず、えぇかっこしぃは京都人の美徳ですぇ」
「大阪人ケチとかいうけれど...実際東京人のほうが懐小さいからね」
「香川県の県民性ってのはケチであること。とにかく財布の紐が硬い。味より何より値段を取る。それが香川県民」



他の地域について述べる時でさえ名前が登場する大阪。いったい、なぜここまでケチなイメージがついてしまったのか。


日本経済新聞の18年10月4日のウェブ記事「大阪人ってケチ?倹約?(もっと関西)」で、大阪の文化に詳しい大阪府立大の橋爪紳也教授は、


「東京の人との気質を比較して論じる際、商才が大阪人の長所とされてきたが、転じて『がめつい』というネガティブな評価にもなった」



と分析していた。「天下の台所」として江戸時代には物流、商業の中心地であった大阪。どうやら、そこで培われた商才が転じて、現在のケチなイメージに結びついているようだ。


九州人は太っ腹?


ちなみに、今回の調査で6位以下の地域はこちら。皆様の地元は何位だったろうか。


NTT東西のエリアによる境目を参考に、新潟、長県、山県、神奈川以東を「東日本」とした場合、ランキング25位までに登場した東日本の地域は、東京(4位)、山梨(11位)、埼玉(13位)、長野(17位)、神奈川(21位)、千葉(23位)の6都県のみ。


どちらかというと、西日本の方が「ケチ」のイメージが強いようだ。


その一方で、下位となった地域を見ていくと、鹿児島(39位)、熊本(43位)、長崎(45位)、宮崎(47位)と九州地方が集中しているところも興味深い。どこから来ているかは不明だが、九州人(とくに南部)には太っ腹なイメージがあるらしい。


ケチと言うと聞こえは悪いが、倹約家であるとも言える。この結果を見て、読者の皆様は改めて何を思うだろうか。

Jタウンネット

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