『喜界島サンゴ礁科学研究所』所長/九州大学大学院理学研究院助教・山崎敦子さんの選書

2022年9月18日(日)11時1分 ソトコト




1. 沖縄・素潜り漁師の社会誌 ─サンゴ礁資源利用と島嶼コミュニティの生存基盤


沖縄県・伊良部島の、サンゴ礁と共に生きる漁師に弟子入りした著者が、その暮らしを詳細に書き記した書籍。文化人類学者だからこそのこまやかな視点で、サンゴと共にある伊良部島の人々の暮らしぶりが見えてきます。


著者:高橋そよ
出版社:コモンズ


2. A Reef in Time: ─The Great Barrier Reef from Beginning to End


今も世界中で使われる、サンゴの分類の基礎をつくった、オーストラリアの分類学者による分厚い一冊。世界中の海を調査して得た知見がここに詰まっていて、「サンゴについて知りたいならまずこれ!」という書籍です。


著者:J.E.N. Veron
出版社:Harvard University Press


3. うみぼうずハンターズ


400年近く生きるとされるハマサンゴ「うみぼうず」が主人公。400年生きたとしたら400年分の地球の出来事を物語ってくれる。研究者が説明するのではなく「サンゴが語る」が、ダイレクトに伝わる絵本。





著者:渡邊剛、こがめいづる
出版社:手づくり絵本工房ののか


4. ビーグル号航海記〈上・下〉


『進化論』で知られるダーウィンは、サンゴ礁の形成論を最初に執筆していました。この論文は4年間の航海の中で書き上げたとされていて、その観察眼にはすごいものがあります。彼の海を見る解像度の高さに驚かされます。





著者:チャールズ・R. ダーウィン、荒俣宏
出版社:平凡社刊


5. 無人島に生きる十六人


遭難と漂流の後、16人が無人島での暮らしを構築していく実話。座礁先が環礁と呼ばれるサンゴ礁だったからこそ心もお腹も満たされたという、人間の生活にサンゴが与える影響の大きさを感じる一冊。





著者:須川邦彦
出版社:新潮社


山崎敦子さんが選ぶ「サンゴ×海と食とSDGsに触れる本5冊」

photographs by Yuichi Maruya text by Maho Ise
記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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