【対談インタビュー】家庭教師業界の現状を改善したい-家庭教師師マッチングサービス『キョウシル』 ✖ 家庭教師センターLIVE株式会社

2020年11月13日(金)13時0分 BIGLOBE Style

こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。
年々子どもの数は減少傾向ですが、子どもひとりあたりの教育費は増加していると言われています。最近では、大手進学塾に通いつつ補助学習として家庭教師を併用しているご家庭もあるようです。そのような中、BIGLOBEは2020年10月に家庭教師マッチングサービス『キョウシル』のβ版をリリースしました。そこで今回は、家庭教師業界の現状と未来について『キョウシル』企画担当者の柴田がパートナー様である家庭教師センターLIVE株式会社代表の笠井氏に話を伺います。

柴田 雅大(しばた まさひろ)

法人事業本部 企画2部
2020年4月BIGLOBEへ新卒で入社。配属後、アプリサービス・新規サービス企画を担当。
BIGLOBEの新たな柱となる事業を作るべく、業務に取り組む。趣味は、サウナと水風呂。



家庭教師マッチングサービス『キョウシル』とは?


編集部:対談の前に、キョウシルの概要と特徴について聞かせてください。

柴田 :キョウシルとは、家庭教師を探している親子と家庭教師センターに所属している教師をつなぐ『家庭教師マッチングプラットフォーム』です。教師を知る、教育を知る、教科を知るという言葉から、キョウシルというサービス名にしました。

使い方の流れとしては、家庭教師を探している親子様に本サービスの教師一覧から、家庭教師を比較・検討していただきます。


その中で、気になる教師がいたら「詳しく見る」より、教師詳細ページを閲覧して教師の詳細プロフィールを確認して頂きます。
そして、体験をしたい教師を見つけたらトライアル面談に申し込んでいただけます。


編集部:トライアル面談とは?

柴田 :トライアル面談とは、親子で「Zoomを利用して30分間教師と面談」ができるもので、教師との相性や、教え方などを確認いただけます。その後、気に入った教師へ契約のお申込みをお客様ご自身と家庭教師センターでしていただくという流れとなります。

編集部:お子様に合う相性や教え方って大事ですから、それは良いですね。

柴田 :はい。本契約の前に親子で教師の人となりや特徴を確認できるので、安心・納得して家庭教師を選ぶことができます。お子様おひとりにつき3回まで無料でトライアルを体験していただけるので、是非活用いただきたいですね。

編集部:一方、家庭教師センター様側にはどんなメリットがあるのでしょうか?

柴田 :家庭教師センター様には、大きく2つのメリットがあります。

①従来の集客チャネルより高いコストパフォーマンスで集客可能
②事業者の大小に関わらず、先生の質次第で集客可能

といった事業者やマーケティング費用の規模に関わらず、教師の質次第で集客できるのが特徴です。

編集部:それでは、本サービスにご協力いただいている家庭教師センター様にお話を伺ってみましょう!

【特別対談】LIVE株式会社 笠井氏 ✖ サービス企画担当 柴田 


オンライン家庭教師『e-Live』を運営されているLIVE株式会社代表の笠井氏に、『キョウシル』サービス企画担当者の柴田が家庭教師業界の現状や課題、そして展望について伺います。

笠井 健史(かさい たけし)

LIVE株式会社代表。大学卒業後、アパレル・ジュエリー業界を経て、1998年教育業界に入る。2010年LIVE株式会社を設立しオンライン家庭教師e-Liveスタート。2020年現在、生徒指導人数延べ4000名以上。2012年、オンライン指導を利用した個別指導塾s-Liveをスタート、すぐにフランチャイズ化し全国展開中。2019年、高校生専門の東大生が創る予備校t-Liveスタート。

『キョウシル』誕生の背景

柴田 :本サービス立ち上げのきっかけとなったのが、笠井様をはじめ、家庭教師業界の方々へのヒアリングでした。ヒアリングする中で、業界の抱えている課題や構造が見えてきたんです。まず、集客は家庭教師比較サイトが主流で集客の金額が高いこと、次に利用者側が教師を選べない不安といったことでした。それに、比較サイトで資料請求すると勧誘の電話がたくさん来て契約までに複雑なステップを踏む必要があるということでしたよね。

笠井氏:ありのまま言ってしまうと、家庭教師センターは比較サイトで資料請求したお客様にいち早く連絡をとりたいので電話のかけ合いとなり、お客様はうんざりしてしまうんです。そう考えると、家庭教師センターとお客様、双方にとって良いサービスになっていないというのが現状です。


柴田 :笠井様には、キョウシルの構想段階からいろいろとご協力いただきましたが、本サービスの話を聞いて率直にどう思いました?

笠井氏:従来の家庭教師センターは、センター側が教師を選定し派遣しますが、キョウシルはお客様が教師を選ぶスタイルです。家庭教師は教師の良し悪しで決まるので、お客様にとって「お客様自身が教師を選ぶ」ことのメリットは大きいと思いました。

e-Liveでは東大生、京大生、医学部生教師を推しているんですが、優秀な教師は教科毎の勉強方法やテスト対策の取り組み方など「勉強の型」を知っています。「レベルが高すぎる教師だと理解してもらえないのでは…」と心配されるご家庭もありますが、全くそんなことはなく、優秀であればあるほど生徒に対する想いは熱く、その子に合った勉強方法を見出してくれます。どんな子もキョウシルのサービスを使って優秀な教師の指導をトライアルしていただけるとベストですね。

柴田 :キョウシルのサイト上にはe-Live様の教師の方も多く掲載いただいていますが、経歴はもちろん、自己紹介でも熱い想いを語っていたりと質が高いですよね。質の高い教師が集まる要因って何ですか?

笠井氏:一般の求人募集では人となりが分からないので、私共の教え子かその紹介のみとしています。あえてそうすることで教師の質を高めているんです。

キョウシルの想いと同じで、生徒と教師のマッチングは重要だと考えています。相性が合う、将来の夢が同じ、同じ部活出身といった教師をあてはめることでマッチしやすいので、そこを狙って構成しています。

柴田 :その点はキョウシルの企画構想の段階から共感していただきましたね。我々は新規サービスの本格的な事業化にあたり、世のため、人のためになるようなサービスを目指しています。キョウシルについてもその考え方は変わらず、社会、お客様、家庭教師センター様にとってより良いものにしたいという想いでこのサービスを立ち上げたという背景があるんです。

柴田 :ところで、本サービスにご協力いただいている中で、ハードルになっていることはありますか?

笠井様:全くないですよ。もともとオンライン家庭教師を運営しているので、キョウシルは利用しやすいです。オンラインではない家庭教師だとその地域でしか運営できないので、今後キョウシルは家庭教師センターをいかに集めるかが課題になりそうですね。私共としては競合は少ない方がいいですが(笑)

柴田 :そうですね(笑)家庭教師センター様の中でも集客の仕方やシステム的にこのサービスが合う、合わないはあると思います。本サービスはMVP(Minimum Viable Product/実用最小限の製品)の検証段階ですが、笠井様から見て、今後期待されることはありますか?

笠井氏:トライアル面談の30分の間に過剰な営業を仕掛けてくる家庭教師センターが現れた場合どう制御するかですね。また、家庭教師センターは従来のように教師を派遣するだけではやっていけません。いかに+αのサービスを打ち出せるかが重要となってきますので、キョウシルの中で家庭教師センタ—側のサービスも発信してもらえるとありがたいですし、相乗効果が生れるのではと思います。

『キョウシル』と家庭教師業界の展望


柴田 :家庭教師マッチングサービスを軸として、家庭教師業界だけでなく教育業界をより良いものにしたいです。そのために、勉強を頑張っている小・中・高校生や親御様の悩みを解決しつつ、家庭教師センター様が本質的な教育を提供できる場を整え、win-win-winとなるサービスを目指します。そして、本サービスの価値を検証しながらどんどん成長させたいです。笠井様はいかがですか?

笠井氏:LIVE株式会社は静岡にあるのですが、静岡の優秀な子が大学進学で東京や大阪へ流れてしまうため、優秀な家庭教師から教わることが難しくなります。そういったことがきっかけでオンライン家庭教師をスタートしたんです。そのように、どんな地域でも優秀な家庭教師の指導を受けられるよう、地域格差を無くしていきたいという想いがあります。キョウシルのトライアルで是非オンライン家庭教師を体験していただきたいですね。

柴田 :キョウシルは、家庭教師センター様と一緒に、価値あるサービスに作り上げていきます。少しでも興味を持っていただいた家庭教師センター様はお気軽にお声がけください。

▶家庭教師センター様のお問い合わせはこちら(kyoushiru.pj@gp.biglobe.co.jp

最後までお読みいただきありがとうございました。

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