【セブン-イレブンのクリスマスケーキ】世界的パティシエが2人で監修した驚きのチョコレートケーキとは
2024年11月14日(木)17時32分 マイナビニュース
セブン-イレブン・ジャパンでは、2024年のクリスマス商戦に向けて約30種類のケーキを販売し、チキン、ピザなどの関連商品も充実させる。今年のキーワードは「コスパ重視」「タイパ重視」、そして「特別感重視」。材料費を度外視した、世界的パティシエによる贅沢なコラボケーキも登場した。関係者は「バラエティに富んだクリスマス商品が揃うセブン-イレブンをご利用いただき、充実のクリスマスを迎えてもらえたら」とアピールしている。
○クリスマスケーキは約30種類を用意
「コスパ重視」として、発売から28年目となる定番の人気商品『クリスマスかまくら』が今年も登場。値ごろ感はそのままに、品質を向上させたとしている。
銀座コージーコーナーの『もこもふティラミスケーキ』『チョコデコレーション』、伊藤久右衛門監修の『宇治抹茶ダブルチーズケーキ』、gelato pique(ジェラート ピケ)の『ミニベアのアールグレイケーキ』なども3,000円前後の"お買い得価格"で用意する。
また「特別感」を醸成する、TOSHI YOROIZUKAセットレープ『プラリネショコラ』、CHOCOLATE BANKが監修した『RICH NOEL CHOCOLAT』などを販売。さらには世界大会を優勝したパティシエがコラボした『ショコラ・クリスタル ドゥ ネージュ』を展開する(詳細は後述)。これらブランドケーキは、いずれも数量限定販売。
このほか、ピザやオードブルを充実させて「タイパ重視」の消費者のニーズにも応える。
○商品ラインナップに自信
セブン-イレブン・ジャパン 商品本部の宮賢二氏が販売戦略について説明した。同社では、事前に全国の15〜59歳の男女約500人を対象にした「クリスマスの過ごし方に関する調査」を実施。その結果「今年はクリスマスイベントを増やしたい」と考えている人が約20%いることが分かったという。
またクリスマスについて「大変だ」と思うことについて聞くと、物価高の影響、そして平日クリスマスということでタイパ意識の高まりが感じられる結果に。
しかし、クリスマスケーキに求めることについては半数以上が「味」「クリスマスらしさ」と回答。また、クリスマス・イブや当日の"理想の過ごし方"について聞いたところ「ゆっくり過ごす」「特別感」という回答が数多く見られた。そこで「今年はコスパ重視、タイパ重視、特別感重視のニーズに応えるラインナップをご用意しました」と宮氏。
「今年のクリスマス商品は、昨今の経済事情を考慮し、昨年比で3割強の商品を3,000円以下に設定しています。また平日のクリスマスということで、『仕事で忙しいけれどケーキだけ食べられれば良い』といったお客様に向けて3号、4号の小さなケーキの構成も増やしています。そしてこれまでにないコラボケーキも用意し、特別感のある品揃えにしました」と胸を張る。
○夢のコラボケーキが実現!?
今年のクリスマスケーキの目玉商品となるのが、2人の世界的なパティシエが1/2ずつ監修した『ショコラ・クリスタル ドゥ ネージュ』。高橋萌シェフ(エキリーブル)がバニラ香るショコラヴァニーユ、柴田勇作シェフ(PRISM LAB)がチョコにチーズを組み合わせたショコラフロマージュを担当した。
高橋シェフは「ムースショコラの中に限界までバニラを入れています。これまでコンビニで売られていなかったような特別感をいかに出すか、そのあたりも熟慮しました」とし、柴田シェフは「チョコ×チーズ×マロンの組み合わせはやったことのない挑戦でした。このケーキのために新たなレシピを生み出しました。セブン-イレブンさんの協力もあり、とても良い出来になっております」と笑顔を見せる。
最後に、宮氏は「セブン-イレブン・ジャパンでは、1年半ほどの歳月をかけてクリスマスケーキを開発しています。今年の『ショコラ・クリスタル ドゥ ネージュ』の開発は、私たちにとってもチャレンジングでしたが、とても特別なケーキに仕上がったと感じています」と満足そうな表情を浮かべた。
トークセッションで、柴田シェフは「近年、カカオも高騰しています。正直なところ、今後、これほどのクオリティの高いケーキは、もうこのお値段では提供できないかも知れません。私の店舗ならこのお値段では販売できませんし、そこはセブン-イレブンさんの企業努力の結晶であると言えます」、高橋シェフも「チョコレートが貴重になり、あらゆる原材料が高騰する中で、セブン-イレブンさんには『イチバン良いお値段のケーキ』のリクエストをいただきました。バニラ、チョコレート、栗など、高級な食材を組み合わせた贅沢なクリスマスケーキになっています。ぜひ、たくさんの人に楽しんでもらえたら」と話していた。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら