海苔がないのに海苔弁!? 大阪王将の「スーパーノリ弁」を食べてみた

2021年11月14日(日)10時47分 食楽web


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 モーレツにお腹が空いていたある日の夕方、『大阪王将』の前を通りかかったら「スーパーノリ弁」(500円)と大書された赤いポスターを見かけました。大阪王将には海苔弁もあるのか…と思ったのですが、写真を見ていて少し違和感を覚えました。知っている海苔弁とは少し様子が違うのです。

 鮭はないし、チクワの磯辺揚げもない、玉子焼きもなさそう。そもそも海苔が見当たりません。ただし、大きな唐揚げが入っているのでソソられます。


「スーパーノリ弁」のポスター。“海苔はなくとも”と書いてあるのが気になる…

 さらに書かれているキャッチコピーは、「食欲は、自粛でけへん」だとか、「今だけ、超お得、買わな損やで」とコテコテの関西弁。ポスターが重なっている部分の隠れている文字をよおく見てみると、“海苔”はなくともスーパーノリ弁と書いてあるではないですか! 

 弁当の中身はどうやら「炒飯、葱だれ油淋鶏、玉子と木耳の炒めもの、紅生姜」。海苔がないノリ弁……って、どないなってんねん! とこちらも関西弁でツッコミたくなりますが、とにかくお腹が空いていたので、そのボリュームに惹かれて買ってみることにしました。

気になるスーパーノリ弁の中身とは?


蓋からはみ出そうな油淋鶏

 袋に入ったお弁当を受け取った瞬間から、鶏の唐揚げの香ばしい匂いが漂ってきます。グーグーお腹も鳴ってきたので、小走りで帰宅。フタを開けてみると、おお! 期待以上にボリューム満点。大きな油淋鶏がドカンとのっていて、脇を固めるように玉子と木耳の炒めもの、そして下には五目炒飯が敷き詰められています。


中身は炒飯、葱だれ油淋鶏、玉子と木耳の炒めもの、紅生姜

 筆者はいつも弁当を片手で持ちながら食べるのですが、これは持つと腱鞘炎になりそうなくらいずっしりと重たいです。試しに計ってみたら、なんと538gもありました。ちなみに一般的なコンビニ弁当は、重くても350〜400g程度ですから、これがかなりデカ盛り弁当だとわかります。

 さっそく油淋鶏から食べてみます。サクッと前歯が衣を突破すると、揚げた衣にニンニクや生姜が効いた香味タレがじんわり口中に広がります。うーん、旨いっ!


鶏肉1枚をそのまま揚げてある油淋鶏

 続いて炒飯。米粒がやや小さめですが、ほどよい硬さで、パラパラとした食感。少し化学調味料の味がするものの、塩味が強すぎないので紅生姜がよく合います。玉子と木耳の炒めものは、ふわふわっとしていて、これまたいい塩梅。


海苔のないノリ弁も旨ければOK

 どんどん食べ進み、ようやく腹具合も落ち着いた頃、ふと我に返りました。これのどこがノリ弁なんだ? まあ、勘の良い読者の皆さんはもうお察しだと思いますが これ、海苔ならぬ“ノリで作った”弁当という意味のネーミングなんですね。しかし、そんな奇をてらった名前にしなくても、このボリュームたっぷりの弁当がたった500円という気前の良さと美味しさなら、「大阪王将のドカ弁」とかにしても売れるんじゃないかな、と思った次第です。

 ともあれ、期間限定のようなので「買わな損やで」は事実。まだ食べていない方は一度お試しください。

(撮影・文◎土原亜子)

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