結婚前におばたのお兄さんの浮気が発覚、山崎夕貴アナが求めた行動「僕が100悪いですから」/インタビュー

2022年11月15日(火)11時43分 マイナビ子育て

フジテレビアナウンサー・山﨑夕貴さんとの交際発覚から浮気報道、そして結婚、長男誕生から育児まで、等身大かつ赤裸々な発信で目が離せない、おばたのお兄さん。今年で結婚6年目に突入する夫婦に訪れた修羅場と、信頼をされ続ける秘訣とは。

駅構内の水飲み場で水を飲む姿に「結婚したい!」

ーー山﨑夕貴さんとのご結婚を発表したのは2018年3月29日でした。交際が発覚した2017年6月から、テレビ番組などでおふたりの飾らない素顔が垣間見えていましたよね。

おばたのお兄さん(以下、おばた) 彼女はめちゃくちゃ庶民的で、ほんとうに飾らないところがステキだなと、当時からずっと思っていました。一応ブランド物の財布をぱかっと開けるとポイントカードがいっぱい入っていたり。誰かの結婚式に電車で向かったとき、渋谷駅のホームの水飲み場で水を飲んでいたり。

ーー有名人が公共の水飲み場で!

おばた ドレス姿で、女性アナウンサーがこうやって水を飲んでいて。「うお! どうしたどうした」と言ったら、「喉乾いたから飲んでる」って平然と言うんです。「いやいや、自動販売機で買うよ」と言うと、「そんなにいらないし。水を飲む場所で水を飲んでいるだけだよ」って、当然のように。そのときに「ほんとうに飾らない人なんだ」と実感したんです。そういう積み重ねで魅力を感じて、「この人と結婚したい」と思いました。

ーー電車移動も意外です。

おばた 「タクシーはもったいないから電車に乗ろう」と言うんです。

ーーそういった飾らなさが結婚の決め手だったんですね。

おばた あとは、感謝の気持ちをきちんと伝わるように口に出すところも魅力です。「ありがとう」「ごちそうさま」「おいしい!」「楽しい!」、ポジティブなことを口に出せるところがステキだなと思っています。

ーー飾らなさは公式YouTubeチャンネル「おばたのお兄さんといっしょ」でも発揮されていますよね。ご自身の言葉でさまざまなトピックを赤裸々に語っていますし、中でも2017年7月に週刊誌に報じられたおばたのお兄さんの浮気についても、「一生許さないけど、再構築を選んだ」と、当時の心境を包み隠さず話しているのが印象的です。

おばた あのときは自分が100悪いから、別れたくないなんて言うわけにもいかない。「もう好きにお願いします!」という感じでいたんです。彼女もすごく考えていたようで、報道の翌日に「浮気されたことを知ったいまの辛さよりも、別れたあとの辛さを想像したときに、圧倒的にそっちのほうが強かった。だから別れない」と言ってくれました。それを聞いて僕は感謝するとともに、「行動で示さないといけないな」と思ったんです。

浮気報道に「ベッドも服も全部捨てて」従った結果

ーーバラエティ番組でも山崎アナが「ベッドを捨てた」など話していますよね。

おばた 「求めることがあれば言ってほしい」と言うと、「服、下着、全部捨ててほしい」「ベッドも替えてほしい」と言われました。そこが浮気現場ではないんですが、「浮気した男が寝ていたベッドで私は一緒に寝たくないから」と。当時の僕は全然稼ぎがなかったのに、そのベッド、7万円くらいで買ったばかりだったんですよ。

ーーそれを処分して、行動で示したんですね。

おばた だって僕が100悪いですから。結局後輩にあげたんですが、ベッドも新調して。そんな自分に対して「自分は彼女のためだったらなんでもできるんだ。彼女のことがほんとうに好きなんだ」と気付いた出来事でもありましたね。

ーー自分の行動で気持ちを再確認したんですね。

おばた そうですね。当時彼女は早朝番組に出演していたので、朝4時半くらいに家を出ていましたが、僕はどれだけ前日の帰宅が遅くても4時半には彼女の家に行き、お見送りをしていました。

ーー一緒に住んでいなかったから、わざわざその時間に行っていたんですね。

おばた 1ヶ月くらいその生活を続けましたね。

ーーそういった要求は、「ブランド物を大量に買って」など際限なくしてしまいそうですが、山﨑さんがそうはならなかったのはなぜでしょう。

おばた 付き合う直前に僕の給与明細を見せたんですが、月収4万円くらいだったんですよ。それは芸人としての給料で、アルバイトもしていたんですけど、やっぱり彼女は絶句していました。「ほんとうにお金がないんだ……」という感じで。だから制限のない要求はしなかったんだと思います。

ーーそういった点でも、山﨑さんの覚悟を感じますね。

おばた 当時、彼女は29歳で、僕は28歳で。「結婚を視野に入れたいけど、どうしよう……」と、彼女、今度は自分の貯金通帳とにらめっこしはじめて。いくらあったかはわかりませんが、「ちょっとの期間くらいは大丈夫かな」と判断したようで、通帳をパタッと閉じて「付き合いましょう」と言ってくれて、交際が始まりました。

ーー付き合う前段階でそんなやりとりがあったんですね。

おばた そうです。だから「覚悟を決めて付き合った」と言っていましたね。それでその数カ月後に「FRIDAY」だったから……(笑)、「てめーー!」みたいな感じだったと思います(笑)。僕も「すいませーーーん!」ですよ(笑)。

「彼女の給料を越えた明細を見せた瞬間、泣いていました」

ーー修羅場を乗り越えたんですね(笑)。

おばた その後も僕は毎月給与明細を彼女に見せていたんですが、これが10万円になり、20万円になり……で、彼女のお給料を越えた給与明細を見せたときは、「未来が見えた」とめっちゃ泣いていましたね。

ーーやっぱりどこかに不安があったんでしょうか。

おばた もちろん。30歳目前で、もしかしたら結婚するかもしれない人が夢追い人で、テレビでちょっとだけ見るけどまだまだ……という状況でしたから。

ーーその後、結婚によりおばたのお兄さんにどんな変化がありましたか?

おばた いちばんは“責任”です。彼女がいつ仕事を辞めてもいいくらい稼ごう! 仕事頑張ろう! という覚悟がいっきに固まりました。

ーー仕事の仕方も変わったんでしょうか。

おばた そうですね。守りに入る……ではないですが、やっぱり芸人はおもしろいと思ったことを100でやるものじゃないですか。たとえばハリウッドザコシショウさんとか霜降り明星の粗品さんとか、世間にどう思われようがやるのが芸人だと思うんです。けど、僕は彼女の家族にも迷惑をかけたので、これは芸人としてはよくないかもしれないですが、「1回フィルターを通す」という作業をするようになりました。芸人としては生々しい浮気話は披露すべきだけど、「そういうのはやめる」とか。

ーー浮気について聞いてしまいましたが、大丈夫でしょうか?

おばた 全然! 何も喋ってないレベルです(笑)。

ーー3月29日に結婚6年目を迎えますが、結婚生活で大事にしていることを教えてください。

おばた 「思いやりの行動」に尽きます。たとえば皿洗い一つでもそうです。これを僕がやることによって彼女が15分休める、とか。自分の行動で彼女がどうなるのか、ということをすごい心がけています。一方で彼女は彼女で、「仕事をがんばってくれてありがとう」「子どもの世話をしてくれてありがとう」と、そのつど声をかけてくれます。そういう思いやりの応酬がいちばん大事なのかなと思います。

ーーさきほども「感謝の気持を口に出すところが魅力」と言っていましたもんね。

おばた そうなんです。それは、昔から今までずっと変わらない彼女の魅力です。

おばたのお兄さん/芸人・俳優

1988年6月5日生まれ、新潟県出身。2017年、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ系)で披露した小栗旬のモノマネでブレイク。日本体育大学出身で芸能界屈指の運動神経を誇り、芸人草野球チームやスキーの大会で活躍、『SASUKE』(TBS系)の常連でもある。SNSでは『もののけ姫』のアシタカなどジブリ映画の登場人物モノマネで人気を博しているが、2022年より舞台『千と千尋の神隠し』の青蛙役に抜擢。ミュージカル俳優としても頭角をあらわす。2018年に山﨑夕貴さんと結婚、2023年8月に第一子が誕生した。

(撮影:松野葉子 取材・文:有山千春)

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