「5年以内に9割が辞める。やる気がある人ほど続かない」離職率の高い職場で働く人々

2020年11月19日(木)11時44分 キャリコネニュース

働き方改革によって労働環境の改善が行われ、働きやすい職場も増えている。一方で、いまだに離職率の高い職場も存在する。企業口コミサイト「キャリコネ」にも、離職率の高い職場で働く人々からさまざまな口コミが寄せられている。(文:コティマム)

殺伐とした職場「私がいた時で離職率は70%以上」

「やる気がある人ほど続かず、離職率は非常に高い。5年以内で辞める人は9割以上。将来性が無いところに気づくのでしょう。人材を大切にしない傾向がある会社です」(その他/20代前半/男性/正社員/年収330万円)

「配属されるチームによって雰囲気が全く違うが、全体的に少し殺伐としていた。プロデューサーに『お前』呼ばわりされるスタッフもいて、離職率は私のいた時で70%以上となっていた」(映像制作/20代後半/男性/契約社員/年収262万円)

「経営陣の考えに納得できず退職しました。入社までのハードルは高いですが、離職率もかなり高いです。取締役は影で社員の悪口や批判をするような方でした」(教師・インストラクター/20代後半/男性/正社員/年収400万円)

職場の環境が良くない企業は、離職率が高くなる。「人材を大切にしない」「悪口や批判を言う」環境が当たり前では、職場の空気も悪くなり、働きづらくなるだろう。社内の悪い雰囲気を察知して改善を試みる企業であれば救いがある。しかし、見て見ぬふりをする企業の場合、職場環境がますます悪化することは想像に難くない。

人が辞めれば、残された社員の負担も増加する。新人を採用しても、一から同じことを教えなければならないからだ。結果的に、また人が辞めていくという悪循環に陥りやすい。

改善策を求める声も「従業員の意見を聞き会議で議題に挙げていくべき」

部署をまとめる上司の力量も、離職率に影響する。

「職場の人間関係に問題を感じる。上司の性格によって管理方法が異なる。このため、理不尽な管理をする上司の部下になった人は離職率が高く、ほぼ定着していないが、自覚していないため改善の見込みはない」(建設コンサルタント/30代前半/女性/正社員/年収400万円)

マネジメントスキルがなく、理不尽な要求をする上司の部署では、部下に不満が溜まりやすい。業務にも影響する場合は、部署移動や退職を考える部下も増えるだろう。

「離職率が高い会社のため、どうしたら人が辞めていかないかを考えてほしいです。従業員の意見を聞き、会議等で議題に挙げていくべきだと思います」(研究開発/20代後半/男性/正社員/年収330万円)

「離職率の高さを反省し、改善を図るべき」という声も寄せられた。離職率が高い事実を受け止めず放置している会社は、結果的に自社の首を絞めるだけだ。利益を出し会社を成長させるためにも、従業員が働きやすい環境の整備が求められている。【参照元:キャリコネ】

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