神田で大衆焼肉ならココ! 『昭和大衆ホルモン』で絶品「和牛炙りユッケ」を食べてきた
2019年11月22日(金)12時0分 食楽web
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JR神田駅周辺は安くて美味しい飲み屋がたくさんあります。とくにガード下に沿ってあるくと、通好みな雰囲気のお店がズラリ。今回、お邪魔した『昭和大衆ホルモン 神田店』もそのひとつ。もともとは大阪で創業した、精肉店直営の人気焼肉店。関東初出店を果たした店舗が神田店です。ちなみに東京には新橋にもお店があります。
JR神田駅南口から徒歩1分ほどにあります。外観もレトロ感いっぱい!
お店は外観も店内も昭和レトロな雰囲気。昭和30年代をイメージしているそうで、肉は七輪で焼くスタイルです。まずはこちらの名物「和牛炙りユッケ」をいただきました。自分で焼くのかと思いきや、目の前で店員さんがバーナーであぶってくれます。
和牛炙りユッケ(1枚590円)はまさに「必食」
味付けした卵黄を、この肉で包んでパクリ! 肉は香りもよく、トロットロで旨味に加えて甘みもあります。これに卵黄がからんでふんわりした上品な歯ざわりに。噛み切らなくても舌の上でとろけていくような食感。口の中であっという間に消えてしまいました。メニューに「必食」の文字が書かれているこの炙りユッケ、確かに絶品です。
味付けした卵黄をくるんでいただきます
続いて「6秒ロース」を。その名の通り6秒だけあぶっていただくものです。これまたかぐわしい肉の香りが。「何もつけずにそのままお召し上がりください」と店員さんに言われ、肉を網の上へ。
見た目にも美しい6秒ロース(880円)
「1、2、3、4、5、6!」。6秒数えて素早く網から引き上げ、口に運びます。これも実にやさしい柔らかさ。強烈なうま味がしみ出してくるようで、もうそれだけで十分すぎるほど。たしかに何もつけなくても美味しい。しかし6秒ロースとはわかりやすいネーミングです。焼き過ぎると美味しさが損なわれますから。ちょうどよい焼き具合に仕上がります。
焼き過ぎ厳禁の6秒ロース。なにもつけなくても美味!
そしてもうひと品はホルモン。名物のひとつ「幻のテッチャン」(980円)です。テッチャンは大腸のことで、シマチョウとも呼ばれます。なぜ幻なのかというと、こちらで提供しているのが、1頭の牛から30cmほどしかとれない希少部位だから。
幻のテッチャン。1頭の牛から30cmほどしかとれない希少部位なのだとか
これにつけるのはタレのほか塩昆布。皮側から焼き始めて、40秒ほどで口に入れると「ちゅるん!」という食感が迫ってきます。歯ざわりはプリンとしたもので、甘さも抜群。塩昆布をつけるとそこに軽くしょっぱさが加わって美味しさがアップ。身が厚いので食べごたえも十分です。
冒頭でも書いたように、『昭和大衆ホルモン』は精肉店直営のお店。そのせいか、肉が美味しいだけでなく、とにかく香りがいい! いろいろなお店で肉を食べてきましたが、芳醇な肉の香りで食べる前にノックアウトされそうになったのは初めてです。
(取材・文◎松本壮平)
●SHOP INFO
店名:昭和大衆ホルモン 神田店
住:東京都千代田区鍛冶町1-3-8
TEL:03-6262-9929
営:17:00〜翌5:00(L.O.4:00)
土日祝12:00〜24:00(L.O.23:00)
休:不定休