「ガス欠になったバイクを押して、ようやく辿り着いたガソスタは閉店。そのまま力尽きた私に、若い男3人組が...」(埼玉県・60代女性)
2022年12月16日(金)11時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Eさん(埼玉県・60代女性)
乗っていたバイクが、ガス欠になってしまった——若き日のEさんは、ある夜、そんな状況に陥ってしまった。
まあ、故障したわけではないので、燃料さえ入れれば問題ない。しかし、彼女がバイクを押してたどり着いたガソリンスタンドは......。
<Eさんの体験談>
私が21〜22歳だった頃のある日のことです。運転中のバイクがガス欠になってしまいました。
次の信号の先にスタンドがあると聞き、必死にバイクを押して行ったのですが......。
「俺たちを信じて」と言うので、バイクに...
時刻は夜10時過ぎ。スタンドはすでに閉店していて、私はそこで力尽きてしまいました。
すると、そんな私に同世代くらいの男の子3人組が声をかけてきたんです。
「赤坂に開いているスタンドがあるからガソリンを買いに行こう。俺たち信じて!」
その言葉が本当に嬉しく、私は彼らのバイクに一緒に乗せてもらい、そのスタンドへ。
ガソリンを買ってからバイクの場所にまた送ってもらい、自分のバイクに補充することができました。
「容器は返しておくから気をつけて帰って!」
彼らはそう言って、私を見送ってくれました。その後、無事に家へと帰ることができました。
当時は携帯もない時代でしたし、連絡先を聞くこともなくその場のお礼だけで終わってしまいましたが、とても感謝しています。お会いできる日はないでしょうが、本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)