高額療養費の自己負担上限、月8000円引き上げで調整…来年夏にも実施へ

2024年12月16日(月)21時3分 読売新聞

厚生労働省

 厚生労働省は16日、医療費が高額になった場合に患者の負担を抑える「高額療養費制度」の自己負担の上限額について、平均的な所得層である年収約370万〜770万円の場合、現行の月約8万円から10%(月8000円)引き上げ、約8万8000円とする方向で調整に入った。年末までに決定し、来年夏にも実施する。

 年収ごとに上限額は定められており、年収が高い区分は最大15%引き上げる。低所得者の負担増は抑制し、住民税非課税世帯の引き上げ幅は2・7%にとどめる。同省は年収約370万〜770万円の場合、引き上げ幅を7・5%、10%、12・5%とする3通りの案をまとめていた。

 70歳以上で年収約370万円を下回る人が外来を受診した場合、自己負担額がさらに低くなる特例を巡っては、上限額を月2000円引き上げる。

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