数日前の「雪不足」が嘘のよう... 新潟のスキー場に突如出現した「2階建てバス」がこちら

2020年12月17日(木)21時0分 Jタウンネット

寒波到来で、日本列島各地で大雪となっているところが出ている。

新潟県中部の湯沢町にあるGALA湯沢スノーリゾートも大雪に見舞われた。その公式アカウントから、2020年12月16日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

「今朝、2階建てバス導入しました!」というコメントが添えられているが、2階部分に見えるのは、雪だ。バスの車高と同じほどの雪が、積もりに積もってしまっている。「ちょ!!!!?」という、驚きの声が、響き渡っているようだ。

スキー場なので、大雪は大歓迎なのだろう。

公式アカウントによると、同施設は今シーズン、12日にオープン予定だったが積雪不足で15日まで営業中止となっていた。雪不足の悩みに比べれば、どれほど嬉しかったことか。

4日には「ドカッと降らないかな」と大雪を期待していたこともあり、公式アカウントがちょっとはしゃいでしまうのも、当然のことかもしれない。このツイートには3万件を超える「いいね」が付けられ、目下、拡散している(12月17日夕現在)。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「雪で二階建てになってる」
「こんなことあるの? びっくり!」
「見事な2階建てですね でも、降ろすの大変そうですね」
「急ブレーキ踏んだら2階建て部分が崩れる」
「オープン遅れたけど、しっかり降って良かったっすねぇ」

Jタウンネット記者は17日、GALA湯沢スノーリゾートに電話して、詳しい話を聞いてみた。

気が遠くなるような除雪作業

Jタウンネット記者の取材に応じたのは、ガーラ湯沢スノーリゾート営業部の担当者だった。

「バスの屋根に積もっているのは、だいたい1メートルくらいでしょうか。でも他のところでは、もっと積もっていますよ。たとえば駐車場スペースにも同様に積もっていますので、排雪に苦労しました。もちろん重機を使って、除雪したわけですが......」

ただバスの「2階部分」の除雪は、手作業である。ガーラ湯沢スノーリゾートには4台のバスがあり、全てが同じような状況。まさに「気が遠くなる」ような作業だったという。

ガーラ湯沢スノーリゾートは、JR東日本のガーラ湯沢駅と直結しており、アクセスの良さが人気だ。積雪で2階建てになったこのバスは、上越新幹線の越後湯沢駅経由のスキー客を送迎するためのものだという。越後湯沢駅とスキー場をつなぐ道路も、除雪が間に合わず、かなり走行困難になっている場所もあるらしい。

関越自動車道も通行止めになっている区間もあるそうだ。高速道路経由でガーラ湯沢に向かう人はくれぐれも注意した方が良いだろう。

「新幹線でガーラ湯沢まで来られるのが、いちばん安心ではないでしょうか。駅を出たら、もうそこはスキー場ですから」

だから、いくら大雪が降っても、大丈夫!と、担当者は胸を張った。

Jタウンネット

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