早めの対策を!口臭や様々な病気を招く歯周病とは

2022年12月18日(日)20時30分 ココカラネクスト

 歯肉を中心に起こる歯周病は、口臭や口元の美しさを損なう原因となります。

 さらに、意外な病気の発症にも関係が!

 そこで、歯周病によって起こり得るトラブルと歯周病の予防法について解説します。

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歯周病が引き起こすトラブル3つ

1.口元の美しさが損なわれる
体調が悪いときに出血や痛みを感じたりすることもありますが、ほとんど自覚症状がないまま進行してしまうのが歯周病の怖いところ。放っておくと歯肉はブヨブヨになり、歯が抜け落ちることもあるので注意が必要です。

2.口臭の原因に
進行した歯周病では、歯肉と歯の間にできる「歯周ポケット」という隙間が深くなります。すると、歯磨きしてもしっかり汚れを取り除くことが出来ず、口臭の元に。また、歯周ポケットの中の原因細菌が口臭を引き起こすことも少なくありません。

3.さまざまな病気のリスクが上昇
歯周病の原因細菌は、血液に入り込んで全身を巡ります。その影響は、心臓・脳・子宮などで強く受けることが分かってきました。
例えば、心臓の筋肉が炎症を起こして心臓病の原因になる他、血管の炎症が動脈硬化を引き起こして脳梗塞の引き金となることが示されています。さらに、歯周病にかかることで早産になるリスクが7.5倍も上がってしまうという報告もあります。(※)

簡単にできる!歯周病を防ぐコツ

寝る前の歯磨きを丁寧に
眠る前の歯磨きを丁寧にするのが歯周病予防の近道。睡眠中は、唾液の分泌量が減って唾液中の殺菌成分が十分に働きにくくなるため、日中より丁寧なケアが必要なんです。デンタルフロスなども利用して、しっかり汚れを落としてから眠りましょう。

噛みごたえのあるものを食べる
唾液には、口の中を潤して食べカスを洗い流す働きや、歯周病の原因細菌の繁殖を抑える働きが。したがって、唾液の分泌量を増やすことが歯周病予防に繋がります。
大きくカットした野菜を食事にとり入れたり、するめやガムなどの噛みごたえのあるものを間食にしたりすると、噛む回数が自然に増えて唾液がたくさん出るようになりますよ。

口の中に残りやすい甘い食べ物に注意
チョコレートやキャラメルのような、ねっとりとした甘いお菓子には要注意。食べた後も口の中に食べカスが残りやすく、原因細菌のエサとなってしまうからです。こういったものを食べた後は、口の中をすすいで歯の周りをさっぱりさせるようにして下さいね。

禁煙を心がける
喫煙が歯周病のリスクになることが多くの研究で明らかにされています。タバコを吸っている人は、禁煙を心がけるようにしましょう。

歯科医による定期的なチェックを受ける
歯磨きをしていても、歯周ポケットの原因細菌や汚れを完全に取り除くのは難しいもの。1年に3〜4度は歯科医のチェックを受け、これらを取り除くと安心です。

 ちょっとした心がけや定期的なチェックで、口臭の予防と健康なカラダを維持しやすくなります。ぜひ、歯周病対策に取り組んでみて下さいね。

【参考・参照】
(※)新潟県歯科医師会 歯とお口の健康について 歯周病と全身疾患(心疾患、糖尿病、早産など)

「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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