広島県福山市で制定された「手話言語条例」とは?
2017年12月30日(土)7時20分 Jタウンネット
[Jステーション−広島ホームテレビ]2017年12月20日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、福山市で制定された手話言語条例が紹介されました。
手話への理解と認知を目指す
福山市で手話を言語と位置づけ、理解や普及を目指す「手話言語条例」が県内で初めて制定されました。
20日に可決された条例では、手話に親しむ学校教育や、災害時の情報提供と、意志疎通支援など、手話を使用しやすい環境の整備や、耳の不自由な人の自立と社会参加のための施策をすすめることを、市の責務と定めています。
福山ろうあ協会の門田潤美(もんでん・ますみ)理事長は、「手話は私たちの言語なので、当たり前のように市民の皆さんの中に広まっていくこと、それが一番期待していることです」と言われていました。
福山市の枝広直幹市長は、「多くの関係者の理解を得ながら、この条例を意義のあるものに育てていきたいと考えています」と言われていました。
条例の制定は、全国の自治体で112番目です。
手話への理解はまだ十分ではない現状ですが、今回の条例によって、県内にもっとその活動や試みが広がっていってほしいですね。(ライター・石田こよみ)